CBDオイルの作り方|どのように抽出される?自作は可能?
CBD製品をいろいろ試すうちに、好みの材料を使用して配合したくなることもあるでしょう。
こちらのページでは、CBDオイルの作り方について、市販品がどう生成されているのか、自分で作る場合のレシピなども紹介します。
目次
CBDオイルの作り方|抽出方法って?
最初に知っておきたいのは、CBDオイルは麻から抽出されるオイルというわけではない、ということ。
麻の種子から取れるオイルをヘンプシードオイルと言いますが、CBDオイルとヘンプシードオイルでは、全くその内容が異なります。
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CBDオイルのキャリアオイル(ベースオイル)
ヘンプシードオイルは麻の種子から抽出しますが、CBDオイルの作り方は、ベースとなるキャリアオイルにCBD原料を配合する、というものになります。
CBDオイルのベースとして使われるのは、
- MCTオイル
- ヘンプシードオイル
- オリーブオイル
などの食用オイル。
これに、CBD原料を入れたものがCBDオイルです。
中には、ヘンプオイルをCBDオイルであるかのように見せかけ、高額で販売しているケースもあるのでご注意を。
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CBDオイルに配合するCBD原料
CBDオイルに使用されるCBD原料は、麻から抽出される成分です。
麻には、CBD以外にもたくさんの成分が含まれていますし、麻が土壌などから吸収した不純物も含まれています。
例えば、THC(テトラヒドロカンナビノール)という、日本でも違法性のある成分や、農薬や重金属などといった不純物もあり、これらを取り除かなければ安全性の高い原料が生成できません。
麻というのは、土壌改良に役立つという側面を持っています。土壌にある良い成分だけでなく、汚染物質や有害物質など悪い成分も吸収しやすい性質なのです。
では、どのようにCBDなど有用かつ安全な成分だけを抽出しているのでしょうか。
CBDなど麻の成分を抽出するには、いくつかの方法があります。
- 溶剤を使用して抽出する方法
- 溶剤不使用で熱や圧力で抽出する方法
- 超臨界CO2
ここでは、難しい話は省略して、ごく簡単に大まかな3つの方法を紹介します。
溶剤を使用して抽出する方法
溶剤というのは、成分を抽出するために使用するアルコールやエタノール、グリセリンなどのこと。
溶剤を使用して抽出する方法は、簡単で低コストなのが魅力です。ただ、溶剤を使用して化学的に抽出した成分には、溶剤の成分が残存することがあり、場合によっては体に悪影響を及ぼす不安材料になることも。
溶剤の除去が不十分な粗悪品が出回ることもあるので注意が必要です。
溶剤不使用で熱や圧力で抽出する方法
溶剤不使用で抽出する方法もあります。
麻に熱や圧力を掛けて樹脂を取り出す、といった方法です。溶剤による抽出よりナチュラルに成分を抽出することができます。
溶剤を使わずに抽出する方法は古くから使われていますが、手間が掛かることもあり大量生産には向いていません。
超臨界CO2
超臨界CO2というのは、CO2(炭酸ガス)を使用した化学的な抽出方法なのですが、CO2は無害で炭酸飲料などでも馴染み深いもの。
超臨界CO2というのは、抽出した成分にも残らず安全性が高いことで知られています。麻からCBDなどの有用成分のみを分離するのにも適しています。
ただし、超臨界CO2による抽出は設備を整えるためのコストが非常に高いのが難点なのです。
ここでは、ごく簡単にざっくりと抽出方法を紹介しましたが、抽出方法だけでも様々な手段があります。
同じ麻でも、抽出方法によってその安全性は変わってくるということも知識として持っていると、CBD製品選びの参考になるでしょう。
こうした工程で抽出されたCBD原料が、キャリアオイルに配合され、CBDオイルとして一般に市販されています。
ここまで見ると、安全な原料さえ入手できれば、自分でもCBDオイルが作れそうですね。
CBDオイルを自作する方法
CBDオイルは、基本的にキャリアオイルとCBD原料を混ぜるだけです。
CBDオイル自作に必要な材料と道具
CBDオイルの材料となるのは、
- キャリアオイル
- CBDパウダー
この2つ。
キャリアオイルは、食用のお好みのオイルを利用できます。オリーブオイルやMCTオイル、ヘンプシードオイルなどがよく使われます。
市販のCBDオイルは、キャリアオイルにMCTオイルが使われていることが多いのですが、MCTオイルが体に合わない場合など、自分に合ったオイルで作れるのは嬉しいですね。
CBDパウダーというのは、CBDのみを含む純度99%や100%の粉末状の原料で、CBDクリスタルやCBDアイソレートとも呼ばれます。値段は1g入りで4,000円前後。
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脂溶性なので、オイルとの相性が良く馴染みやすいので、誰でも簡単に作ることができます。
ただし、オイルですから酸化しないように、雑菌が繁殖しないように、品質の管理は必須です。
必要な道具としては、
- スポイト付き遮光瓶
- 0.1g単位のスケール等
があると便利。
オイルが酸化しないよう、遮光瓶で保管するのがベスト。スポイト付きなら、市販のCBDオイルのようにドロップしやすいですね。
CBDパウダーを0.1g単位で計量できる、スケールもしくは計量スプーンも必要でしょう。
CBDオイルのレシピと濃度
CBDオイルのレシピを考える際には、濃度が重要ですよね。
5mlの容器で濃度5%のCBDオイルを作るには、
- キャリアオイル 5ml
- CBDパウダー 250mg(0.25g)
の配合となります。10%濃度にする場合は、CBDパウダーを倍の500mg(0.5g)に増量します。
これをベースとして、10mlの場合は全体を倍にしていけば同じ濃度のCBDオイルが完成しますね。
CBDオイルの作り方【自作】
キャリオイルを容器に入れたら、その中に計量したCBDバウダーを投入します。
パウダーを入れたらキャップをしっかりと締めて軽く振り、あとは数日置いて馴染ませるだけ。
溶けにくい場合は、60度程度のお湯で湯煎します。容器をそのままお湯に付けるよりは、ビニール袋などに入れて湯煎すると安心です。
CBDオイル自作での香り付けは難しい
CBDオイルというと、フレーバーも楽しみの1つですが、自作する場合はこの点が難関ポイントになります。
CBDパウダーは無味無臭ですから、オイルの味だけではちょっと、と思われる方もいるでしょう。
市販品に配合されているのはテルペンなどの香り成分です。
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テルペンを入れることで、CBDとのアントラージュ効果(相乗効果)を得たいという方もいるはず。
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ただ、食用に向くような高品質のテルペンを市販で入手するのは難しいもの。入手できたとしても、テルペンは非常に繊細な成分で、管理が難しいというデメリットがあります。
フレーバーを安全に楽しみたいのであれば、今のところはお好みのフレーバー付きCBDオイルを選び、そこにCBDバウダーをプラスして濃度を調節するといった方法がおすすめです。
CBDオイルは材料の質が重要
CBDオイルがどうやって生成されるか、ごく簡単に紹介しましたが、材料はとてもシンプル、作り方も簡単ですよね。
シンプルではありますが、CBDオイルは直接口に入れて摂取するものですから、ベースとなるオイルも、原料として配合するCBDパウダーの質も非常に重要です。
自作もできますが、材料を調達する際は厳選したものを選び、正しく管理することが必須となります。
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この記事を監修した人
CBD JAPAN 編集部
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