CBDオイルとは?効果なしって本当?効能や効果を実感するコツも解説!
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2021年8月13日

CBDオイルとは?効果なしって本当?効能や効果を実感するコツも解説!

リラックスや健康維持の目的で注目されている「CBDオイル」。CBDアイテムのなかでも種類が豊富で選択肢が多いため、CBD初心者の方から上級ユーザーの方にまで広く支持されています。

しかし、大麻由来成分が含まれていることもあり、CBDオイルをはじめて手に取る際には不安がつきもの。「摂取するとどうなる?」「効果がないって聞いたけど、実際どう?」「そもそも効能は?」などと、気になる方も多いでしょう。

今回は、CBDオイルについて徹底解説!CBDオイルそのものについて、違法性、効果的に摂取するコツなどを、初心者の方に向けてわかりやすくご紹介します。

CBDオイルとは?

CBDオイルでキマるのか

冒頭でも触れたように、CBDオイルはリラックスタイムを充実させるため、日々の健康を維持するためなどに活用されているオイルです。

CBDオイルの「CBD(カンナビジオール)」とは、100種類以上あるといわれている「カンナビノイド」という成分の一種です。カンナビノイドは、主に大麻草から抽出される成分ですが、人間の体内にも、神経系や免疫系などを調整するカンナビノイドの仲間が存在しています。

この点からも、CBDやCBDオイルは、健康や美容の面において注目されているのです。

CBDオイルの成分

CBDオイルの成分

CBDオイルは、麻から抽出されるオイルというわけではありません。ベースとなるキャリアオイルに、CBD原料を配合したものがCBDオイルと呼ばれています。

CBDオイルとひと口にいっても、キャリアオイルの種類や配合成分、CBDの濃度、添加物の有無などによってさまざま。製品によって、味や使い心地が大きく異なります。

以下で、キャリアオイル、配合成分、添加物について簡単にご説明します。

CBDオイルとは?

まず、キャリアオイルはベースとなる部分です。日本ではMCTオイル、ヘンプシードオイルなどが多く使われています。食用オイルとしてよく知られているオリーブオイルやアボカドオイルが使われることもあります。

CBDオイルに含まれる麻の成分の含まれ方として、押さえておきたい用語は以下です。

・CBDだけ単一成分を配合しているもの:アイソレート
・CBD以外の麻の成分も含むもの:ブロードスペクトラム、フルスペクトラム

麻にはよく知られているCBDやTHC以外にも、何百種類もの成分が含まれています。それらの成分とCBDを一緒に摂取すると相乗的に効果を発揮することが知られており、このことを「アントラージュ効果」と呼んでいます。

アントラージュ効果を得たい場合は、CBD以外の麻の成分が一緒に含まれているCBDオイルを選ぶのがおすすめ。どの成分をかけ合わせるかによって、得られる効果が異なります。製品説明によく目を通して、目的に合ったものを選ぶのが理想です。

▽アントラージュ効果の詳細はこちら

CBDの濃度に関しては、初心者の方は、濃度が低いものを少ない量からはじめましょう。徐々に慣れていって、自分に合った適正濃度を模索してみてください。

濃厚であるほど価格は高くなりがちで、濃ければ濃いほど良いというわけではありません。予算も考慮して、コスパよく使えるものを探しましょう。

▽濃度についてもっと詳しく知りたい方はこちら

CBDオイルのなかには、添加物が配合されているものも存在します。キャリアオイルとCBDのみというシンプルなCBDオイルがある一方で、天然のテルペン(植物精油に含まれる成分)や人工香料を配合して使いやすくしてある製品も。

CBDオイルは、口に含むと苦味を感じることもめずらしくありません。この苦味が苦手な方は、摂取しやすくマイルドにしてあるものを選ぶことをおすすめします。

原材料は製品によって、本当にさまざまです。体内に入れるものなので、原材料をよくチェックして、お気に入りのCBDオイルを見つけてくださいね。

CBDオイルの作り方・抽出方法

CBDオイル選びの注意ポイント

CBDオイルの作り方は、簡単に言ってしまえば「ベースのキャリアオイルにCBD成分を配合する」というもの。

CBDオイルに配合されるCBD原料は、麻から抽出されます。麻のなかから、THCといった含まれてはいけない成分や、肥料などの不純物を除き、必要な成分だけを抽出します。

抽出方法はさまざまですが、溶剤を使って化学的に抽出する方法、熱や圧力によって樹脂を取り出す方法、「超臨界CO2」という炭酸ガスによって抽出する方法が主流です。これらの方法で取り出したCBD原料をキャリアオイルに配合したものが、CBDオイルとして販売されています。

CBDオイルは、市販の食用オイルとCBDパウダーを混ぜることで、自作も可能です。上級者の方、興味がある方は、以下の記事をチェックしてみてください。

▽CBDオイルの作り方や抽出方法に興味がある方はこちら

CBDオイルの種類

CBDオイルは、瓶に入ったタイプが一般的。キャップとスポイトが一体となっており、キャップを開けたらスポイトでオイルを吸い上げて、そのまま口の中に落とすだけで使用できます。もちろん、食べ物や飲み物に入れてもOKです。

ほかにも、CBDオイルをカプセル状のサプリメントにした「CBDカプセル」、経口ではなく皮膚に塗布して経皮摂取する「ロールオン」タイプがあります。

ロールオンタイプは、皮膚から体内に吸収させるというより、炎症などが気になる部分にピンポイントで塗布して使用します。

CBDオイルとCBDリキッドの違い

CBDオイルとCBDリキッドの違い

CBDオイル以外にも、CBD製品としてメジャーなものに、CBDリキッドがあります。CBDオイルと並列で販売されることが多いアイテムです。

CBDオイルとCBDリキッドは、形状こそ似ているものの、使い方や効果の発揮時間・持続性が異なります。CBDオイルは上述したように、経口摂取や経皮摂取がメインです。一方、CBDリキッドは、ベイプ(※電気を使用して水蒸気を発生させる機器)を用いて吸引するのが特徴です。

CBDリキッドは、吸入によって肺の毛細血管から吸収されるため、吸収率が高いのがポイント。即効性があり、数分から30分程度で効果が現れます。持続時間は比較的短めです。

CBDオイルのように経口摂取する場合、効果が現れるまでに数時間を要するケースもあります。しかし、効果の持続時間は長く、一晩もつことも。

CBDオイルやCBDリキッドをはじめ、どのCBD製品が適しているかは、目的やライフスタイルによって異なります。

CBDオイルは合法?捕まる?

CBDが大麻由来成分ということで、「合法なの?」「捕まる?」などと不安を抱く方もいるかもしれません。結論として、基本的に、日本で一般的に流通しているCBDオイルに違法性はなく、合法です。

大麻由来成分といっても、CBDは合法です。違法性があるのは、精神活性作用が強い「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という成分です。

日本で一般的に流通しているCBDオイルには、基本的にTHCは含まれていません。しかし、万が一THCが混入していれば、アウト。捕まります。

海外では、微量のTHCの含有であれば合法としている国もあります。日本では微量のTHCであっても禁止されており、CBD製品であってもTHCが含まれていれば輸入できません。

日本で流通しているCBDオイルは、税関で厳しい検査をクリアしているため、その点安心感があります。しかし、日本にいながらTHC含有のCBDオイルを手に取ってしまう可能性はゼロではありません。現に、2020年7月に、「合法と謳われていたCBDオイル」で逮捕されるケースが発生しています。

近年、CBDオイルはバラエティショップや大手ECでも販売されており、そういった製品は基本的には大丈夫といえます。信頼できるショップから購入する、個人間取り引きはしないなどに注意することで、トラブルは回避できるでしょう。

CBDオイルを安全に正しく使うためにも、一定の知識を頭に入れて、自己防衛しておくことが大切です。

▽CBDオイルで捕まるってホント?逮捕の理由と購入時の注意ポイント

CBDオイルは効果ないって本当?キマる?

CBDオイルの種類と使い方

近年、CBDオイルが広く知られるようになり、さまざまな情報が飛び交うようになりました。なかには、「CBDオイルは効果ない」「CBDオイルでキマる」などの噂もあるかもしれません。

そもそも、「キマる」とは、大麻などの薬物の影響でハイになったり、酩酊したりという状態のこと。何をもって「効果がある」とするのかによりますが、キマることを効果と仮定する場合、CBDオイルでキマることはないため、効果がないということになります。

CBDには「ハイになる」「陶酔感」などの精神活性作用はありません。CBDオイルは、リラックスしたり、心を落ち着かせたりというのを目的に取り入れられているアイテム。ハイになるのとは、むしろ正反対の状態を目的とするのがCBDオイルです。

ただ、稀に例外も。海外ではTHCが含まれているCBDオイルも販売されています。そういった製品を口にした場合は、キマる可能性があるでしょう。日本では違法なので、注意が必要です。

CBDオイルの効果を感じられない原因は?

CBDオイルを摂取しても、期待した効果が得られないというケースも一定数存在します。以下で、CBDオイルの効果を感じられない原因を見ていきましょう。

原因①感じ方に個人差がある

まずは、個人差です。アルコールがそうであるように、同じ量を摂取した場合でも酔っ払う人と何ら変化がない人がいます。

CBDも同様です。たとえ、同じ量のCBDオイルを摂取したとしても、反応の出方には個人差があるといえます。

原因②CBDの摂取量が少なすぎる

2つ目は、CBDの摂取量が少なすぎるというパターンです。CBDオイルは、体格や体調によって適切な摂取量が異なります。効果を発揮する量に対して、摂取量が少ない場合は、当然効果を得にくいでしょう。個人差も考慮しながら、適量を模索する必要があります。

原因③効果を期待しすぎている

最後は、CBDオイルに期待を寄せすぎているケースです。CBDは劇的に作用するというわけではなく、調整の役割を果たします。「摂取したらすぐに眠れる」「摂取した瞬間にハイになる」などはないため、その点は事前に把握しておきましょう。期待しすぎていると、期待値に到達せずに「効果がない」と思い込んでしまうことが考えられます。

また、そもそも不調や悩みがない方は、変化を捉えにくいといえます。

CBDオイルをより効果的に摂取するコツ

CBDオイルをより効果的に摂取するコツ

CBDオイルの効果をなかなか感じられない方は、「摂取量を増量する」 ことが必要かもしれません。しかし、CBD摂取の増量は、少しずつ試していく必要があります。

以下では、CBDオイルを効果的に摂取するコツをご紹介するので、「イマイチ効果を感じられない」という方は、ぜひ実践してみてください。

舌下摂取

CBDオイルは、すぐに飲み込むのではなく、舌の下の部分に垂らすことで吸収率を上げられます。できれば垂らした後に、1分ほどそのままの状態をキープしましょう。下の裏にある毛細血管から吸収させることで、血液の流れにのせて、CBD成分を効率よく全身に巡らせることができます。

一般的な経口摂取でももちろん良いのですが、CBDオイルをすぐに飲み込んでしまうと、胃や肝臓を通過し、どうしても成分の吸収率が下がってしまいます。吸収率を優先したい場合は、ぜひ舌下摂取を試してみてください。

▽舌下摂取についての詳細はこちら

飽和脂肪酸を豊富に含む食事

CBDをはじめ、麻に含まれる化合物は、油に溶けやすい脂溶性です。そのため、脂質の高い食事の際にCBDオイルをあわせて摂取することで、吸収率のアップが期待できます。

とくに、飽和脂肪酸を含む食事との相性が良いとされています。飽和脂肪酸を多く含む食材は、乳製品や牛肉・豚肉、卵、ココナッツオイルなど。一般的な食材なので、通常の食事から十分に摂取することが可能です。CBDオイルは、空腹時ではなく、食後に摂取することを心がけてみてください。

まとめ

本記事では、CBDオイルについてたっぷり解説しました。心身ともに健やかな日常を送るために注目されているCBDオイルですが、選択肢が多い分、自分に合ったものを選ぶことが大切です。適量を見極め、適切に摂取することもカギとなります。上手に活用することで、日常をやさしくサポートしてくれるでしょう。

また、基本的には大丈夫ですが、THCを含有しているCBDオイルを手に取ってしまうと違法になってしまいます。トラブルを回避するためにも、ぜひ正しい知識をもって活用してください。

この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部

CBD JAPANは2021年10月に設立された企業で、「心身の本来の力を引き出し、健康で明るい社会を作る」というミッションを掲げています。コラムは全て下記の監修者のもとで、コンテンツ制作ポリシーに従い制作しております。

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