マリファナは目が真っ赤になる!?充血を引き起こす理由とは?
また、鎮痛作用もあることから、現在は医療用途でも広く活用されています。
一方、大麻を吸引すると目が充血してしまうことをご存じでしょうか。
今回は、一見すると重大なアレルギーにも思える副作用を詳しく解説していきます。
目次
大麻で目が赤くなるのは通常の反応
まず結論として、大麻を吸引して充血するのは通常の身体的反応といえるでしょう。
これは陶酔効果(いわゆるトリップ)をもたらすTHC(テトラヒドロカンナビノール)が原因とされており、使用すれば誰にでも起こり得る症状となっています。
ただし、可能性は低いながらもアレルギー反応というケースも否定できませんので、本来の効用ではない痛みや発疹が現れた場合は即刻使用を中止するべきです。
一方、日本においては入手すること自体違法とされていることから、あくまでも合法化している海外に住む友人や家族と楽しむ際の注意点として押さえておきましょう。
大麻で充血する理由について
ここではまず、大麻で充血する理由について解説していきます。
愛好家達の間では、レッドアイ、ブラッドショットと呼ばれるほどに当然の症状とされているため、1つの文化知識として参考にして下さい。
大麻の有効成分による低血圧
大麻で目が充血する代表的な理由として、有効成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が挙げられます。
この成分は、人間の脳に存在するカンナビノイド受容体に作用することで、多幸感や陶酔効果、そして5感を研ぎ澄まし、通常では味わえないような感覚が体感できるとされています。
ちなみに、その状態を愛好家は「ハイになる」「キマる」「ブリブリになる」と呼んでおり、ある意味でしっかりと大麻の効用を楽しめているといえるでしょう。
一方、ハイになると体全体の血圧が下がる副作用もあり、同時に血管の拡張と血流の活性化も引き起こします。
そして、白目に張り巡らされた毛細血管にまで多くの血液が行き渡ることで、目が真っ赤になるのです。
以上のことから、充血自体は大麻を吸引した際の正常な身体的反応であり、特段深刻な問題ではないといえるでしょう。
煙が原因
大麻は乾燥した葉に着火する性質上、当然大量の煙が発生します。
したがって、副作用としてではなく、単純に煙が目に沁みている可能性もゼロではないでしょう。
ただしこちらも深刻な症状とはいえない上に、THCほどの主要原因とはいえません。
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アレルギー体質
目の充血は正常な反応とされていますが、大麻に対してのアレルギーを持っている場合は例外といえるでしょう。
一歩間違えれば、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあることから、その場ですぐに使用を中止しなければなりません。
しかし、一見すると通常のTHCによる副作用と見分けがつかないケースもあるため、必ず大麻に慣れている人物に同席してもらい、即座に異変が察知できるように備えておく必要があります。
たとえば、体のどこかに痛みを感じたり、発疹がでた際は正常な状態ではありませんので、1つの目安にするのがおすすめです。
充血した際の対処法とは
大麻が充血する理由を解説したところで、ここからは対処法について見ていきましょう。
実際のところほとんどの場合は正常な副作用となっていますが、気になる場合は試してみて下さい。
目を冷やす
THCが原因とはいえ、症状自体は単純な充血であることから、直接目を冷やすのがおすすめといえるでしょう。
拡張した白目の毛細血管が再度縮小すれば、緩和するケースが多いため、冷たいタオルや氷嚢を利用するのがおすすめです。
一方、この方法はアレルギーには有効ではなく、煙が目に染みている場合も適切ではない点に注意して下さい。
目薬をさす
こちらも通常の副作用に適した対処法となりますが、市販の目薬をさすのも有効といえるでしょう。
目を冷やすよりも、ダイレクトに有効な成分を含んでいる製品が多いため、即効性も期待できます。
また、痒みやアレルギー症状を落ち着かせる作用に特化した目薬であれば、煙で目が沁みる際にも試してみる価値はありそうです。
目を直接洗浄する
煙が目に沁みた際は、水等で直接目を洗浄すると効果があるでしょう。
反射的に服の袖で拭いてしまいがちですが、煙に含まれる成分を眼球上に伸ばすだけになってしまう可能性が高いため、落ち着いて洗面所や浴室で処置して下さい。
もしアレルギーの疑いがあれば
万が一アレルギーの疑いがある場合は、自分達で対処するのではなく、病院へ行って適切な処置を受けるようにして下さい。
ただし、合法化されていない国においては、症状が改善され次第逮捕されることになるため、違法な国は絶対に行わないようにしてください。
また、合法の国であっても、使わなければいけない理由が特段なければ、使わないことを推奨します。
様子を見る
ここまで解説した通り、大麻の吸引による充血はあくまでも通常の副作用であることから、そのまま何もせずに落ち着くまで様子を見るのもおすすめです。
使用した大麻の種類や、吸引方法にもよりますが、たとえば一般的なジョイントであれば1~2時間程度横になっていれば症状は緩和するでしょう。
一方、エディブル等の持続性の高い方法においては更に時間がかかる可能性があるため、そういったことも踏まえて、時間に余裕を持った楽しみ方を心掛けて下さい。
THC含有量の少ない製品を選ぶ
目の充血はTHCによる影響であるため、そもそも含有量が少ない、あるいは含まれていない製品を選ぶのも有効です。
たとえば、日本においても通常通り購入できるCBD(カンナビジオール)にはTHCが一切含まれていないため、充血等の副作用は発生しません。
そして、リラックスタイムを充実することができ、タバコほどの有害物質もないことから、嗜好品としては大変おすすめといえるでしょう。
また、なにより法的に認可されているというポイントが最大の安心感ではないでしょうか。
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大麻による充血をしっかり見極めましょう
大麻を吸引した際に起こる充血は、有効成分であるTHCによって白目の毛細血管が拡張することに起因しているため、ほとんどの場合は正常な身体的反応といえるでしょう。
しかし、本来の効用にはない発疹や痛み等を感じた場合はすぐに使用を中止して、煙をそれ以上吸い込まないようにし、病院で適切な治療を受けるようにして下さい。
一方、日本においてはそもそも大麻自体の使用が禁止されているため、本記事の内容はあくまでも完全に合法化されている国において、使用する必要があった状況に限った知識として参考にしましょう。
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この記事を監修した人
CBD JAPAN 編集部
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