大麻の種類と品種|サティバ・インディカ・ハイブリッドって?
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2021年9月25日

大麻の種類と品種|サティバ・インディカ・ハイブリッドって?

日本ではCBDのみが出回っているため、大麻の品種まで耳にすることはほぼありませんが、大麻には様々な種があり、その種類や品種で効能効果も大きく変わります。

こちらのページでは、大麻の種類や品種について、サティバ種、インディカ種、ハイブリッド種ってなんなのか、といったところを中心に詳しくご紹介します。

日本では大麻は違法ですが、品種によってどのように何が違うのか、好奇心旺盛な方は学んでみてください。

大麻の種類

大麻の種類と品種

大麻といっても種類があり、品種も数多く存在します。

大麻の種類と多種多様な品種

大麻には、

  • サティバ種
  • インディカ種

といった種類があり、これらの種の掛け合わせで生まれたのがハイブリッド種になります。

大麻は古くから品種改良が重ねられており、現在ではサティバ種、インディカ種といった原種の大麻よりハイブリッド種の方がポピュラーなものが多く知られています。

【大麻の種類】サティバ種

サティバ種の大麻の特徴としては、

  • 背丈が高い(1.5~7.5m)
  • インディカ種と比較して細身の葉っぱ
  • THC含有比率が多い
  • 気温の高い地域での栽培
  • 成熟まで3~4ヶ月かかる
  • 脳への作用効果が強い
  • 日中の使用に向いている

といったものがあります。ハイになるTHCが多い種になります。

【大麻の種類】インディカ種

インディカ種の大麻の特徴としては、

  • 背丈が低め(1~1.5m)
  • サティバ種と比較して幅のある葉っぱ
  • CBD含有比率が多い
  • 涼しい気候での栽培
  • サティバより成熟するのがやや早い
  • リラックス作用がある
  • 睡眠導入などに向いている

といったものがあります。日本でも使用可能なCBDを多く含む種になります。

【大麻の種類】ハイブリッド種

そして、サティバ種とインディカ種、これらをかけ合わせをすることで、それぞれの特徴を生かしながら品種改良したものがハイブリッド種です。

フルーツの「デコポン」をご存知でしょうか。デコポンは清見タンゴールとポンカンという種をかけ合わせて生まれた柑橘系ハイブリッド種。それぞれの種のいいとこ取りで、甘くて食べやすいと人気の品種です。

みかんやりんごなども様々な研究のもと、品種改良され、たくさんのハイブリッド種が存在していますよね。

大麻もそれと同様に、

  • 病気への耐性
  • 成熟スピード
  • THCやCBDのバランス

など、それぞれの種類や品種の弱点をカバーしながらデメリットをカバーしつつ、メリットを増幅させるような交配が次々と行われてきたのです。

ただし、2020年まで大麻は国際条約で「最も危険で医療価値なし」とされていたため、それらがどのように交配されて生み出されてきたのか、明確な記録として残っていない部分も多いのです。

そうして目的別に品種改良が重ねられてきた大麻には、サティバ種の特徴を持ちながら、インディカ種の特徴もあるといった種が多数存在します。

  • THC採取を目的とした品種
  • CBD採取を目的とした品種
  • 短期間で栽培できることを目的とした品種

といったように、ニーズに合わせて様々な品種が生まれているのです。

現在は、CBDのニーズが世界的にも高まっており、CBDを多く含有し、THC含有率の低い品種なども多く栽培されていますし、医療に役立てるための品種改良なども行われています。

スペインでは、THCフリー(THC成分を含まない)「パナケイア」という新たな品種が開発されたとニュースになっていました。

これまでは、成分の割合を変えることを目的とした改良でしたが、国際条約や法律に配慮した開発も行われているわけです。微量のTHCでも違法となる日本にとっては、興味深い品種ではないでしょうか。

大麻のハイブリッド種いろいろ

アムステルダムで毎年開催される「カンナビス・カップ」という大麻の祭典、日本で言う品評会のようなものがあります。

このカンナビス・カップには、大麻の新種、珍しい品種などが出展され、これまでに入賞した大麻の品種はほとんどがハイブリッド種となっています。

初代入賞のSkunkというハイブリッド種を筆頭に、

  • Early Pearl
  • Skunk x Northern Lights
  • Northern Lights
  • Jack Herer
  • White Widow
  • White Russian
  • Super Silver Haze
  • Amnesia Haze

などなど、たくさんのハイブリッド種が入賞し、さらにそれらの種から新しい品種も生まれています。

サティバ種とインディカ種の配合バランスによって、効能効果も異なります。医療大麻が合法化された国ではこうした様々な品種の大麻から自分に合ったものを使用することも可能なわけです。

例えば、「ブルードリーム」という品種の大麻は、サティバ種よりのHazeとインディカ種のブルーベルーという種の交配で生まれたもので、リラックスしながらアクティブな思考をもたらすといった作用があります。日中の活動時間に使用するのに向いていてる品種です。

「ホワイトウィドウ」という品種も、サティバ在来種とインディカ種の掛け合わせで栽培されたハイブリッド種で、この品種からはさらに「White Russian」など様々なハイブリッド種が生まれています。


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大麻の種類と効果効能

大麻の種類と効果効能

大麻は、種類や品種によって様々に効果効能も異なります。これは、それぞれに含まれる成分や成分含有量のバランスが異なるから。

同じアサ科の植物でも、大麻とヘンプで大きく性質が違うように、大麻草にもいろいろあるのです。

■ヘンプと大麻の違いって何?それぞれの特徴と日本における規制対象

大麻草に含まれる成分としては、THCやCBDの比率が大きく、さらにその他の多種多様な活性化合物が含まれています。

THCが多ければハイになる作用が高いですし、CBDが多ければ、リラックス作用が高まります。

サティバ種の大麻の効能

THC含有量の多いサティバ種の大麻には、

  • 疲労回復
  • 偏頭痛の緩和
  • 生理痛の緩和
  • 活動的になる

といった効能があり、日中の活動時間帯に使用するのに向いています。

インディカ種の大麻の効能

CBD含有量の多いインディカ種の大麻の効能としては、

  • 鎮痛・鎮静作用
  • 睡眠サポート
  • 精神的なサポート

といったものがあり、就寝前などリラックスしたい時間帯に向いています。

大麻の種類や品種によっても、これらの特徴や効能がハイブリッドに働く品種が多く注目を集めているのです。

■大麻の効能って?医療用としての効果と人体の意外なメカニズム

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