CBDは合法?捕まるリスクや未成年の利用など気になることまとめ
こちらのページでは、CBDが合法である理由から、捕まるリスクや未成年の使用等について、わかりやすく解説します。
CBDのことを正しく理解しながら、目的に応じて上手に活用していきましょう。
目次
日本でCBDが合法である理由
CBD(カンナビジオール)というのは、大麻に含まれる400種類以上ある成分のうちの1つです。
日本では大麻取締法によって、大麻が厳しく規制されており、危険薬物として広く知られています。
そのため、大麻の成分と聞くと「危ないもの」「違法なもの」といったダークなイメージを持つ方も少なくありません。
では、日本の大麻取締法では何を「大麻」として規制しているのか、まずはここを確認しておきましょう。
大麻取締法第一章第一条には、
この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
と大麻の定義が記載されています。
→ 大麻取締法
- 大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く)
- 大麻草の種子及びその製品
これらは、大麻に該当しないと、大麻取締法に明記されています。つまり、大麻の一部であっても、これに該当すれば違法性は無いというわけです。
CBDが違法とならない理由は、日本で流通しているCBD製品が「大麻の成熟した茎や種子から抽出したCBD」を使用したものだからなのです。
大麻の種子も、麻の実として七味唐辛子に入っていたり、ヘンプシードオイルに加工されて市販されていたり、鳥の餌としてペットショップで販売していたりします。
これらは違法の大麻に該当せず、一般的に食品等として使用されている、というわけです。
大麻の成分CBDとTHCについて知ろう
大麻取締法では、部位によって違法か合法か分かれるのですが、実情はTHCという成分に着目して判断されています。
例えば、フグは猛毒があり、素人が調理したものは怖くて食べられないですよね。ですが、専門の調理師が毒を完全に取り除けば、安心して美味しく食べることができます。
これと同じように、大麻の成分でも、THCを除去したCBD製品には、違法薬物のような危険性や違法性はないのです。
大麻のTHCが違法
大麻には、400種類以上の成分が含まれるとお伝えしたのですが、そのうち100種以上あるのが「カンナビノイド」という成分です。
CBDはこのカンナビノイドの一種。
大麻が危険薬物とされている理由は、THCという精神活性作用のある成分の影響にあります。THCもカンナビノイドの一種で、大麻に多く含まれる成分です。
日本の大麻取締法では、現在のところ、部位を指定して規制対象が定められているのですが、通関等の実際に行われる検査では、そのCBD原料もしくは製品がTHCを含むか含まないかによって、違法性が判断されています。
ちなみに、2021年12月現在、大麻取締法の部位規制を見直すといった案も出ており、2022年にはTHCの含有量を目安とするよう、法改正が行われる可能性もあります。
2023年12月の法改正については、こちらをご確認ください。
■【速報】大麻取締法の改正法案が可決。75年振りの大幅な内容改正。【2023年12月】■
CBDはハイにならない
CBDには、THCのようなハイになる作用はありません。
むしろ、心を落ち着かせる、リラックス作用を期待して使用される成分になります。
大麻という薬物を想像している方は怖さを感じるかもしれませんが、CBD製品に危険薬物のような作用はありません。
ストレスを抱えた方が、CBDをリラックス目的や睡眠サポート目的で取り入れるといったケースがほとんどなのです。
注意点があるとすれば、CBDを摂ることで眠気が出ることがある、ということでしょうか。
CBD製品でも違法になるものとは?
CBD製品は日本でも違法性なく安心して使用できるものですが、海外からの個人輸入や正規ルート以外で入手する場合は、違法となる場合もあります。
危険なのは、THCが完全に除去されていないケース。
CBDもTHCもいずれも大麻の1成分ですから、製法によっては、THCが混入してしまうこともあり得ます。
海外では0.3%未満など、少量のTHC含有であれば合法となる国もあり、THCフリーと表示されていることもあるのです。
ですが、日本ではどんなに微量でもTHCが含まれていれば違法。
また、大麻取締法では、大麻の葉や花穂、樹脂を使用したものは、CBDであっても違法となります。
これを知らずに、日本では違法とされるCBD製品を輸入しようとすれば、大麻取締法により検挙される可能性もあるのです。
■CBDの個人輸入は100%自己責任!知らなきゃヤバい重大リスク■
未成年のCBD使用は違法?
CBDを未成年者が使用することは、法的に制限されているわけではありません。
ですが、CBD製品をネットで検索していると、ページにアクセスする際に年齢確認の画面が表示されたり、店頭では「未成年者への販売お断り」と表示されていたりします。
一般的に、CBD関連のリキッドやカートリッジ、ベイプは電子タバコ類として、未成年の購入が不可となっているケースがほとんどです。
未成年者がCBDを活用したい場合は、吸引摂取以外のCBDオイルやCBDグミなどが取り入れやすいでしょう。
ただし、ショップによっては「未成年にはCBD製品を販売しない」といったスタンスのところもありますので、不安な時は事前に確認すると良いでしょう。
CBDで依存症になる?
日本では大麻など危険な薬物のイメージが強く植え付けられており、CBDの使用でも、依存症や薬物中毒のような状況に陥るのではないか、などとと不安に感じる方もいるでしょう。
ですが、CBDには依存性は無いと言われています。
実際、依存性で言えば、CBDはアルコールやたばこより、ずっと安全性が高いのです。
CBDを正しく理解しよう
CBDは、日本で正しいルートで入手できるものはどれも合法です。
日本で入手できるCBD製品は、ハイになるような作用は皆無であり、主にリラックスタイムの充実を求めて使用されるもの。
大麻の成分ということで、何か怪しいものといったイメージがあるかもしれませんが、法に触れることもありません。
ただし、微量でもTHCを含むものは違法ですので、個人輸入などを検討する際は十分に注意してください。違法性があるものを輸入すれば、逮捕の可能性もあります。
こうした注意点を把握して、ストレス過多な日常のリラックスタイムに上手に取り入れていきましょう。
CBDが含まれた化粧品もあるので、ぜひ気になる方は下記をご確認ください。
■おすすめのCBDコスメティックブランドをご紹介!■
この記事を監修した人
CBD JAPAN 編集部
CBD JAPANは2021年10月に設立された企業で、「心身の本来の力を引き出し、健康で明るい社会を作る」というミッションを掲げています。コラムは全て下記の監修者のもとで、コンテンツ制作ポリシーに従い制作しております。