CBDは何歳から?未成年は買えるのか法律チェック
CBD製品には子供でも食べられるようなタイプもあり、未成年者でも買えるのか、子供にあげても大丈夫か、ちょっと悩ましいですよね。
こちらのページでは、CBDは何歳からOKなのか、法律的に未成年のCBD摂取に関する法規制などはあるのか、といった部分を詳しく解説します。
安心安全にCBDを取り入れるためにも、正しい情報を把握しておきましょう。
目次
CBDは何歳から?子供にあげても大丈夫?
2022年2月現在、CBD製品の使用に関して、法律等で明確な年齢制限というのは存在しません。
つまり、未成年が摂取しても違法ではないということです。
ちなみに、CBD自体にも違法性はありません。
子供にCBDを摂取させる場合は、CBDオイルやCBDグミなどのエディブルがおすすめ。
ただし、CBD製品の摂取によってどのような変化が出るかは人によって異なるため、親御さんが観察できる範囲で使用することが望ましいでしょう。
CBDオイルやCBDグミなど経口摂取する場合は、効果を発揮するまで30分から1時間以上かかり、その効果は6時間から8時間も持続するといわれています。例えば、朝学校に行く前にCBDを摂取して、学校でずっと眠気と戦っていたら大問題ですよね。
未成年者のCBD摂取では特に、このような製品ごとの特徴を把握しておくことが大事です。
病院で薬を処方されているような場合など、飲み合わせが悪い可能性もゼロではありませんので、必ず医師に相談しましょう。
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CBDは未成年でも買える?法律チェック
未成年のCBD摂取が違法でなければ、問題なく未成年でも買えるのか。
これは、CBD製品にもよりますし、ショップによって自主規制など対応が異なる場合もあります。
ほとんどのショップで、未成年への販売を自主規制しているのは「CBDベイプ」や「CBDリキッド」で、年齢確認を必須としており、未成年者は買えない可能性が高いです。
CBDベイプというのは、CBDリキッドを吸引するためのデバイスのこと。
CBDリキッドにはニコチンが入っていないのですが、ベイプなど吸引デバイスで吸うスタイルのため、タバコと誤解されやすいものでもあります。
CBDそのものは、未成年の使用など特に法律で規制されていないのですが、喫煙と類似していることから、未成年者喫煙禁止法という法律に基づき、ショップ側で未成年への販売を自粛しているケースがほとんど。
ドン・キホーテなど店舗でも、CBDベイプは未成年には販売しない、というところが多いのが現状です。
未成年者喫煙禁止法の内容は、以下のとおり。
第一条 満二十年ニ至ラサル者ハ煙草ヲ喫スルコトヲ得ス 第二条 前条ニ違反シタル者アルトキハ行政ノ処分ヲ以テ喫煙ノ為ニ所持スル煙草及器具ヲ没収ス 第三条 未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者情ヲ知リテ其ノ喫煙ヲ制止セサルトキハ科料ニ処ス② 親権ヲ行フ者ニ代リテ未成年者ヲ監督スル者亦前項ニ依リテ処断ス 第四条 煙草又ハ器具ヲ販売スル者ハ満二十年ニ至ラザル者ノ喫煙ノ防止ニ資スル為年齢ノ確認其ノ他ノ必要ナル措置ヲ講ズルモノトス 第五条 満二十年ニ至ラサル者ニ其ノ自用ニ供スルモノナルコトヲ知リテ煙草又ハ器具ヲ販売シタル者ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス 第六条 法人ノ代表者又ハ法人若ハ人ノ代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ其ノ法人又ハ人ノ業務ニ関シ前条ノ違反行為ヲ為シタルトキハ行為者ヲ罰スルノ外其ノ法人又ハ人ニ対シ同条ノ刑ヲ科ス
引用:未成年者喫煙禁止法
この条文を分かりやすくすると、
- 満20歳に至らないもののタバコの喫煙を禁じる
- 未成年者が喫煙をした場合は行政処分をもって喫煙のために所持するタバコや喫煙具を没収する
- 未成年者の喫煙を親権者が止めなかった場合は科料に処する
- タバコや喫煙具を販売するものは、満20歳未満のものの喫煙防止のため、年齢確認その他必要な処置を講じるものとする
- 未成年者と知っていながらタバコや喫煙具を販売したものは、50万円以下の罰金に処する
- 法人の代表者は、使用人が年齢確認などの必要な措置を講じなかった場合や、未成年と知りながらタバコや喫煙具の販売を行った場合、行為者を罰する他、法人にも刑を科す
といった内容になります。
未成年者の喫煙は、未成年本人はタバコや喫煙具を没収されるだけ。それに対して、喫煙を止めなかった親権者や販売した店舗側は処罰対象となります。
ベイプは喫煙具にあたる可能性もあり、ほとんどのショップで自粛しているというわけですね。
CBDオイルやCBDグミなど、吸引で摂取するCBD製品以外であれば、年齢確認など必要なく購入できるものがあります。
未成年でCBD製品を購入する際は、ベイプ以外でチェックしてみてはいかがでしょうか。
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CBDベイプと年齢制限|未成年で吸うと警察沙汰に?
CBDベイプは、そもそも未成年者が入手することが難しいのですが、入手できたとして警察沙汰になることはあるのでしょうか。
CBDベイプは、見た目がタバコの喫煙と変わらないため、未成年者が吸っていれば補導される可能性もあるでしょう。
また、質の悪いCBDリキッドなどは日本では大麻取締法違反に該当するような成分が混入していることも。万が一、違法成分が混入しているCBDリキッドなど所持していれば、大麻取締法で逮捕される可能性があります。
ちなみに、アイコスやグロー、プルームテックといった加熱式たばこは、CBDベイプなどの電子タバコとは異なりニコチンを含むものですから、未成年者の喫煙は違法です。
たばこ事業法にて、タバコの定義を見てみると、
一 たばこ タバコ属の植物をいう。
二 葉たばこ たばこの葉をいう。
三 製造たばこ 葉たばこを原料の全部又は一部とし、喫煙用、かみ用又はかぎ用に供し得る状態に製造されたものをいう。
引用:未成年者喫煙禁止法
とあり、CBDベイプは、このいずれにも該当しません。
ただし、未成年の喫煙行為は、内容がなんであれ警察沙汰になる可能性がゼロではないと認識しておきましょう。
■CBDは合法?捕まるリスクや未成年の利用など気になることまとめ■
【CBD】年齢制限なく購入できるのは?
CBD製品で、年齢制限に関係なく購入できるものとしては、
- CBDオイル
- CBDグミなどのCBDエディブル
- CBDパウダー
などがあります。
CBDオイル
CBDオイルは、口にそのまま含んで摂取したり、食べ物や飲み物に混ぜて摂取したりと使いみちもいろいろ。未成年の方でも取り入れやすいでしょう。
CBDは特有の苦味があるのですが、フレーバー付きのものであればいくらか苦味も抑えられます。
CBDオイルは、普通に食べる以外に、舌下に垂らして口内の粘膜から摂取する方法もあり、それぞれに作用の仕方が変わることを把握しておきましょう。
普通に食べる場合は、1時間前後してからゆっくり効果が現れますが、舌下に垂らす場合は15分から30分程度と早めに作用します。
同じCBD製品でもこのように効果の現れ方が変わりますので、場合によって上手に使い分けるといいですね。
■Vapeで吸引するCBDリキッドとCBDオイルとの違いは?■
CBDグミなどのCBDエディブル
CBDエディブルというのは、食べたり飲んだりできるCBD製品のこと。
- CBDグミ
- CBDクッキー
- CBDチョコレート
- CBDキャンディ
- CBDウォーター
- CBDコーヒー
など、CBD入りの食品は多数あります。
CBDグミやCBDキャンディもCBDオイルと同様に、舌下で溶かすようにすると、効果が早く現れます。
食品でCBDを摂取する際は、効果発現までに数時間かかることもあるので過剰摂取には注意が必要です。
CBDパウダー
CBDパウダーというのは、CBD以外の成分を一切含まない純粋なCBD原料で、飲み物やドレッシングなどに混ぜたり、いろいろな使い方ができるもの。
CBDは脂溶性でオイルとの相性が良いので、混ぜる場合は油分のあるものを選ぶと良いでしょう。
CBDは、未成年の方でも摂取可能ですが、反応の出方は人それぞれ異なります。特に、CBDを初めて摂る場合など、摂取過剰にならないように注意してください。
この記事を監修した人
CBD JAPAN 編集部
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