サウナで瞑想する5つのメリット|相性の良さを活かしてリラックス
中でも最近、サウナの中での新しい過ごし方として注目を集めているのが「瞑想」なんです。
・”瞑想”とひとくちに言うけど、目を閉じてればいいのかな…?
・サウナ通いも板についてきたし、そろそろ普通の入り方に飽きてきたな~…
本記事では、こんな悩みや疑問を持たれている方に向けて、相性抜群の組み合わせである”サウナ×瞑想”の魅力をお伝えしたいと思います!
サウナだけでなく、メディテーション(瞑想)やヨガに興味がある方も是非、最後まで読んでみてくださいね。
目次
サウナで瞑想がおすすめなのはなぜ?
そもそもなぜ、サウナと瞑想が相性が良いと言われているんでしょうか?それは、サウナにおいていわゆる「ととのう」状態が、瞑想をするのに最適な状態と言われているからなんです。
「ととのう」状態は、サウナ→水風呂→外気浴というルーティンを数回繰り返すことで生じる、言い換えるとトランス状態のような感覚。このトランス状態こそが、瞑想の持つリラックス効果を最大限に引き上げてくれるのです。
実際、サウナの本場であるヨーロッパや北欧の国々では、サウナと瞑想を組み合わせる文化が広く浸透してきているんだそうですよ。それが巡り巡って、現在サウナブームを起こしている我が国日本でも、新たに流行の兆しをみせているのです。
サウナで瞑想する5つのメリット
せっかくサウナに入って瞑想するのであれば、そのメリットや理由を知っておいて損はありません。
これからサウナ通いを始めたい!という方はもちろん、サウナ内での瞑想にご興味がある方もぜひ、ご参考にしていただければ嬉しいです。
集中力が上がる
一つ目は、集中力がアップすること。
サウナ内は高温ですから、おのずと血液の巡りがよくなります。そのため、必要な栄養素や酸素が脳のすみずみまで行き渡り、集中力が上がるのです。
また、サウナはその特性上、環境音も無く見えている景色も変わりません。言い換えるとあなたの思考を邪魔する要因がとても少ないため、邪念を打ち払い、集中力を高い状態でキープすることができます。結果として、質が高い瞑想を行うことができますよ。
自然に体がリラックスできる
次に、身体をより自然な形でリラックスさせられることが理由のひとつです。
瞑想をする上で大前提となってくるのが、緊張をほぐし、全身の力を程よく抜いてリラックスすること。
とはいえ、無意識のうちに体のどこかしらに力が入ってしまうなど、初心者の方が意識して体の緊張をほぐすことは意外と難しいんです。
サウナに入ることで、心地よい高温環境により筋肉を弛緩させる(ゆるませる)ことができ、自然とリラックスできます。瞑想を始めたいけど、なんとなく敷居が高い気がする…。そんな方に、サウナは絶好の場所なのです。
不安やストレスが軽減される
不安やストレスを軽減させる効果があることも、サウナでの瞑想がオススメな理由です。
サウナで瞑想することで、人間の脳内にある「偏桃体(へんとうたい)」という部位が縮小することが研究により分かっています。この「偏桃体」という部位は、ストレス要因となる不安や恐れなど、ネガティブな感情・情動に深くかかわっている部位。この部位が小さく縮むことで、不安やストレスといったマイナスの感情が軽減され、精神の安定につながります。
前向きな気持ちになることで、より効果の高い瞑想を行うことができるというわけですね。
睡眠の質が上がる
サウナでの瞑想を習慣的に行うことで、睡眠の質が高まるという効果もあります。
瞑想をすることで呼吸が一定のリズムに保たれ、自律神経が整うという効果があります。これにより、身体的にもこわばりや緊張を緩めることができ、その結果、入眠しやすくなるのです。
サウナに入ること自体、乱れた自律神経を正しいリズムに戻し、睡眠の質を向上させることに繋がりますが、正しい手順で瞑想を行うことで、さらにその効果は高まり、より良い眠りへとあなたを導いてくれますよ。
精神が安定する
5つ目のメリットは、精神の安定。
先に挙げた4つと関連してくる部分ですが、サウナでの瞑想には不安やストレスを取り除く効果があります。
また、サウナという高温の空間に身を置くことで、「熱い」といった体表面の感覚に意識が向き、強制的に思考がストップされます。
それが無駄なエネルギーの消費を抑えることに繋がり、頭もスッキリ。
脳疲労を回復させることでホルモンバランスが整い、精神的に安定した状態につながるのです。
サウナで瞑想する具体的なやり方
ここまでは、”サウナ×瞑想”のメリットをご紹介してきました。
さまざまなメリットがあり、サウナと瞑想には深い親和性があることが分かりましたね。
それでは早速実践編!ということで、この章では”サウナ瞑想”の具体的な方法を解説していきます。
サウナに入ったら座って呼吸を整える
まずはサウナ室に入室し、ひな壇に座ってください。
高温で体温が上昇していくのを感じながら目を閉じ、身体の力を抜いてリラックスし、背筋をピン、と伸ばしてください。背中に力を入れるのではなく、天井から垂れた糸が頭を引っ張っているような感覚をイメージすると良いですよ。
この時のポイントとして、手のひらを上に向けておきましょう。そうすることで胸骨が開き、自然と呼吸がしやすくなります。なるべくでよいのでこの姿勢を維持してください。
自然な呼吸を心がけて雑念を取り払う
姿勢が整ったら、一定のリズムでの呼吸を心がけましょう。とはいっても、無理に呼吸を意識してコントロールすることは必要ありません。普段通りの呼吸をして頂ければOKです。
リズムが整ったら、自分自身のひと呼吸、ひと呼吸に意識を向けていきましょう。空気が入り、肺が膨らむ感覚。肩が上がり、緩んで落ちる感覚。お腹がゆっくりと凹んでいく感覚。
呼吸とともに動く自分自身の体の感覚を研ぎ澄ませて、意識を集中させ、雑念を取り払っていきましょう。
体が温まる感覚に意識を向ける
サウナに座りこんでじっと瞑想を続けていると、じ~んわりと体温が上昇していきます。
身体がぽかぽかと温まってきたら、「汗が首筋を流れ、落ちていく感覚」、「体の芯から温まり、深部体温が上昇している感覚」など、自分の身体に起きている変化、感覚に意識を向けてみましょう。
感覚に集中していると、「早く出たいな…」、「熱いな…」という後ろ向きな感情にも気づくことができるでしょう。それも含めて、自分自身の心と身体に起きる変化を観察してみてください。
水風呂に入って体が冷える感覚に意識を向ける
サウナに5~10分ほど入り、身体が芯から温まり切ったら、サウナ室から出てある程度汗を流した後、水風呂に入りましょう。好みにもよりますが、目安はおよそ1~2分程度です。
火照った体表面が冷たい水風呂に入ることで一気に冷やされ、「身体が表面から内側に向けて冷えていく感覚」や、「全身の汗腺がキュッと引き締まる感覚」を全身で味わうことができます。
こういった感覚のひとつひとつに意識を向け、観察してみることで、サウナと瞑想それぞれの良さを最大限に引き出すことができるのです。
外気浴で整う
水風呂を出たら、身体についた水滴をふき取り、置いてあるイスやリクライニングで外気浴に移ります。この段階で、サウナにおける「ととのう」感覚を思う存分味わいましょう。
目を閉じ、自然な状態で呼吸をしながら自分の身体に意識を向けます。身体の変化ひとつひとつを観察し、できるだけ無防備な状態で、心も身体も流れに委ねましょう。
基本的には自分好みの楽な姿勢で、全身を脱力させ、目を閉じて身体に意識を向けることで、時の流れとともにただ移ろっていく至福の「ととのう」を堪能してください。
サウナで瞑想する際の注意点
ここまで読んで頂いた方は、サウナ瞑想のやり方や具体的なメリットなどをご理解いただけたかと思いますが、実際に始めるにあたり気を付けておかなければならないこともあります。
この章ではサウナ瞑想における注意点をいくつかご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
こまめに水分補給を行う
最も大切といっても過言ではないのが、こまめな水分補給です。
サウナではとても大量に汗をかきます。入る前にコップ1杯の水分補給は必ず実施してください。また、サウナに入っている途中でもタイミングを見つけ、こまめに水分補給をしましょう。
水分不足の状態でサウナに入ると、本来良くなるはずの血行が悪くなり、享受できるメリットが減少してしまいます。さらに最悪の場合、血栓を作る原因となり、脳梗塞や心筋梗塞などの重大な疾患を引き起こす危険性もあります。熱中症になることもありますので、水分は必ず、定期的な補給を心がけましょう。
騒がしくない環境を選ぶ
せっかく、相性が良いサウナと瞑想をやろうというのですから、それに適した環境選びも大切になってきます。
最近はテレビなどを断続的に流しているサウナもありますが、瞑想の際に気が散る原因にもなりますのであまりオススメできません。できるだけ無音か、ヒーリングミュージックを流してくれているようなところもあるので、行く前にリサーチしてみるといいかもしれませんね。
また、サウナは最近大ブームになっている、ということも忘れてはいけません。人が多く、混雑しているサウナでは集中できませんよね。慣れてくるまでは、混んでいるサウナは避けたほうが良いでしょう。
病気や妊娠中の方は控える
心臓や血管などの特定の器官に病気を抱えていたり、妊娠されている方もサウナに入ること自体、オススメできません。サウナは高温・多湿の環境から一気に低温の水風呂に入るわけですから、血管をはじめ身体にある程度の負荷がかかります。
持病がある方はサウナの利用を控えましょう。無理に入ると、最悪命に係わるケースもあります。
妊娠中の方もストレスが多く、サウナに行きたい気持ちもわかりますが、お腹の中にいる赤ちゃんはもちろん、母体にも不要な負担がかかりますので、サウナは極力利用しないほうが良いかもしれません。
お酒を飲んでから入らない
ホテルの大浴場などに備え付けのサウナがあり、気持ちよく会食・飲酒したあとについ、サッパリしたくなりサウナへ。実はこれ、大変危険な行為ですので絶対にやめたほうが良いでしょう。
アルコールには血管を拡張させる作用があり、飲酒によって一時的に血圧が低下します。その状態で高温のサウナに入ることでさらに血圧が低下し、意識を失ってしまうリスクがあります。
アルコールを摂取した後のサウナは最悪、命にかかわることもありますので、最大限注意しておきましょう。
まとめ
この記事では、現在ブームになっているサウナ×瞑想について、メリットや具体的な方法、注意点をご紹介してきました。
サウナは、瞑想するのにうってつけの環境であり、効果アップも期待できる素晴らしい場所です。
ぜひこの機会にサウナで「ととのう」だけでなく、瞑想という新しい入り方にもチャレンジしてみてくださいね。
この記事を監修した人
CBD JAPAN 編集部
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