毎日サウナに入ると危険?リスクを知って上手に楽しもう!
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2024年1月3日

毎日サウナに入ると危険?リスクを知って上手に楽しもう!

健康に良いと言われるサウナ、リラックス効果や美容効果など様々効果が期待できます。そんなサウナ、どれくらいの頻度で入るのが良いのでしょうか?週に1回、それとも2~3回、毎日でも・・・

サウナに入る理想の回数を考察しながら、より良いサウナの入浴方法をご紹介します。

毎日サウナに入るとどうなる?デメリットや対策方法を紹介!

「サウナ大好き!」だから毎日でも入りたい。でも、サウナは毎日入っても大丈夫?体に負担はない?

結論から言うと、サウナは毎日入っても問題はありません。ただし、毎日入るには注意しなければならないポイントもあります。

ここでは、毎日サウナに入るときの注意点についてご紹介します。

身体に負担がかかる

一般的なサウナの入浴方法は、サウナで体を温め水風呂でクールダウンして、休憩(外気浴)というサイクルを3~4回繰り返します。気温が100度近いサウナで体を温め、水温が10度前後の水風呂に入り体を冷やすので、それなりの負担が生じます。

適度の負担であれば、心地よい疲労となって、ストレスの解消や良い睡眠など、サウナのメリットとして働きますが、
毎日サウナに入るとなるとその疲労が蓄積してしまう可能性があるので注意が必要です。

毎日サウナを利用するのであれば、サウナ→水風呂→休憩(外気浴)のサイクルを1~2回にしたり、
サウナや水風呂に入る時間を短くしたりするなど体に負担をかけないようにする必要があるでしょう。

肌が乾燥する

サウナでは大量の汗をかくので肌の乾燥はしないと思われる方もいますが、それは間違いです。汗をかくと皮膚の表面で汗が蒸発し、熱を奪い体温が下げ体温調節をします。この時に皮膚の表面から水分も奪うため肌が乾燥してしまいます。これを毎日繰り返せば肌に相当のダメージを与えることになる可能性も。

対策としては、サウナ前後の水分補給とサウナの後には顔だけでなく、体全体の保湿をします。セラルド、ヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンC、などが配合された、保湿クリームやローションがおすすめです。

髪が痛む

サウナは「熱波浴」と言われるように、100度近い気温の乾いた室内で体を温めます。そのデメリットとして、髪へのダメージがあります。髪の成分はタンパク質で、タンパク質は熱に弱いためサウナの熱で髪を痛めてしまうことになるのです。

また、水風呂には塩素が入っていることもあるので、これも髪にダメージを与えます。毎日サウナに入るなら、サウナキャップや濡れタオルなどで髪を保護するのを忘れないようにしなければなりません。あまり湿度の低い(極端に空気が乾燥している)サウナは、髪や肌への負担が大きいので毎日の利用は控えた方がよいでしょう。

毎日サウナに入ると痩せるってホント?

サウナでのカロリーの消費はそれほど多くはありません。これは、サウナに入ることでの直接的なダイエット効果は小さいということです。

サウナの後に体重が減るのは、汗をかいた分の水分量の減少によるもので、入浴後に水分を補給すれば元の体重に戻ります。このことからも、毎日サウナに入ったとしてもダイエット効果は低いと言えるでしょう。

ですが、直接的にダイエット効果が少なくても、サウナに入ることで、血行が良くなり、自律神経を鍛え、代謝が上がることで「瘦せやすい身体」になることは可能です。

毎日サウナに入るなら注意すべきポイント3選!

毎日サウナに入るなら「この方法で」と言うものはありません。大切なことは、正しいサウナの入り方で、体の負担をできるだけ少なく疲れを残さないような入浴をすることです。

とくに次の3つのポイントに注意して下さい。

正しい入り方でサウナに入る

サウナに入る前には必ず体調を整えましょう。空腹状態、食後すぐ、飲酒後、などの入浴は控えた方がよいです。

サウナに入る前に、体、髪を洗い、水滴もきちんと拭きます。サウナ→水風呂→休憩(外気浴)の順で、サウナに5~10分、深呼吸をしながらリラックスして入ります。

サウナから出たら必ずシャワーやかけ湯を頭から浴び汗を流しましょう。その後水風呂に30秒~1分、静かに漬かります。
休憩の目安は10分です。外気浴と言われますが、必ずしも外の空気に当たる必要はありません。心地の良い気温や温度、少しの風がある所でゆっくり過ごします。

通常はこのサイクルを3~4回繰り返します。

無理はしない程度に入る

サウナで注意することは絶対に無理をしないことです。サウナ、水風呂では、時間に関係なく少しでも辛くなったら出ます。我慢をしてはいけません。

サウナ→水風呂→休憩(外気浴)このサイクルを、毎日サウナに入るのであれば、1~2回に減らし、それぞれの時間も短くします。水風呂は毎日入らないで、シャワーなどで代用することも、体への負担を考えるとおすすめです。

大切なことは、翌日に疲れを残さないような入浴方法を選ぶことです。

水分はこまめに摂取する

サウナでは大量の汗をかきますから水分補給はとても大切です。人間の体はおよそ60%が水分でできているため、それら水分を少しでも失うと、軽いものでは肌の乾燥、重くなると脱水症状など、様々な問題が体に起きます。

そうならないためにも、サウナに入る前後はもちろん、できれば入浴サイクルの合間にも水分をこまめに補給をするようにしてください。飲み物はアルコール以外であれば、自分の好みでよいのですが、サウナに入ると味覚が敏感になり、甘味を感じやすいと言う声をよく聞きます。

口の中で余分な甘味を感じ、不快にならないように、ミネラルウォーターなどの甘味がないものがおすすめです。

サウナは週に1〜2回がおすすめ!

サウナに入る頻度はどれくらいが理想なのでしょうか?

個人差はあると思いますが、一つの指針として、日本サウナスパ協会は「週に2回」のサウナを推奨しています。このぐらいの頻度がサウナを生活の中に取り入れやすい理想の回数なのかもしれません。

毎日サウナに入る事は、体への負担だけでなく、金銭も、時間も費やすことになります。また、サウナに行けないとイライラするなど、過剰なサウナ利用が原因と言われる、「サウナ依存症」なる言葉も近年話題です。

これらを踏まえ、自分に合ったサウナの利用方法や頻度を見つけなければなりません。

まとめ

サウナに入ることで健康になり、日々のストレスが解消される効果が期待できます。肉体的にも精神的にも充実した生活を送ることができる、それがサウナに入ることの本来の目的です。

毎日サウナに入ることは、悪いことではありませんが、それをすることによって、体が不調になるようなことは避けなければなりません。大切なことはサウナを上手に生活の中に取り入れることです。

この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部

CBD JAPANは2021年10月に設立された企業で、「心身の本来の力を引き出し、健康で明るい社会を作る」というミッションを掲げています。コラムは全て下記の監修者のもとで、コンテンツ制作ポリシーに従い制作しております。

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