生理を早く終わらせる方法ってある?運動や食事による効果は?
旅行やデートの直前など、生理を早く終わらせたいときってありますよね。
こちらのページでは、巷で噂されている方法の真相を解明し、生理を早く終わらせたいと思っている方向けにわかりやすく解説します。
生理の終わりを楽にする方法についても紹介してありますので、参考にしてもらえると嬉しいです。
目次
【要確認】方法を試す前に知っておいて欲しいこと
生理はデリケートな話題だけに、友達や家族には相談しづらいもの。
かといって、インターネットで検索すると正しい情報から怪しい情報までたくさん出てきます。ここでは、生理を楽にする方法を試す前に知っておいて欲しいことを紹介します。
生理を早く終わらせることって可能なの?
いきなり結論から伝えると、生理期間を短縮させることは不可能です。「え、それならこのページを読みにきた意味ないじゃん……」
そう思われた方がいるかもしれませんが、アドバイスできることはあるんです。なぜなら、生理期間を短縮させることはできなくとも、生理の終わりを楽にすることはできるから!
後ほど紹介する対策を参考に、ご自身の状況にあわせた方法で生理期間を少しでも楽に過ごして欲しいと思います。
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生理期間を楽にするポイントは体の状況を把握すること
そもそも生理では、妊娠しやすい環境をつくるための作業が行われています。子宮内膜を厚くしたり剥がしたりすることで、受精卵が育つための準備をしてくれるありがたい存在です。
その過程の1つとして、剥がれた子宮内膜を外に出すことで出血が起きますが、これは体がしっかり働いてくれている証拠。
本来、生理とは女性にとって喜ばしいイベントなのです。そんな生理の期間を楽にするポイントは、体の状況を正しく把握することです。
個人差はあるものの、生理期間が3日〜7日であれば問題ないと思っていいでしょう。なかでも集中して経血が出るのは最初の2〜3日であることが多く、以降は残った少量の血液が排出されていきます。
ご自身の体の状況を正しく把握するために、今がどの段階にあるかを冷静に観察することが重要です。
生理期間を楽に過ごすためのアドバイス
生理は自然現象であるため、無理にあらがうのではなく、状況に応じて正しく対策するのが大切です。
生理期間を楽に過ごすポイントとして、基礎体温チェックがオススメです。基礎体温チェックをすることで、生理のタイミングを予想することができます。
たとえば経血がはじまるタイミングを予想して、その期間に生理用品をうまく活用すれば、生理期間を楽に過ごせます。
もし、生理が異常に長く続いている場合、ホルモンバランスが崩れていたり婦人科系疾患をわずらっていたりと危険なサインの可能性もあります。
そのようなときには、まず医療機関を受診するようにしましょう。
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【運動編】生理を早く終わらせる方法の真偽
運動と生理の関係について、気になる方も多いと思います。
よく聞く噂として、「膣トレをすることで出血量をコントロールできる」という話がありますが、いくら膣の筋肉を鍛えたとしても、剥がれる子宮内膜の量をコントロールすることはできません。
また、「ジャンプすることで子宮内膜が剥がれやすくなって生理を早く終わらせることができる」という噂を聞いたことがありますが、これも間違った情報です。
ただし、運動することは生理においてもメリットがたくさんあります。
たとえば子宮は比較的血行がいい臓器として知られていますが、運動をすることによって血行促進につながります。逆に血行が悪いと子宮筋が硬くなり、生理痛が悪化することも。
運動で直接生理を早く終わらせることはできませんが、ストレッチやジョギングなど無理ない範囲で楽しむことはリフレッシュにもつながるのでオススメです。
【食事編】生理を早く終わらせる方法の真偽
結論から伝えると、生理を早く終わらせる特別な食材はありません。ただし、生理と食事は切っても切り離せない関係。
バランスのいい食事をすることで、生理痛を和らげたり貧血予防ができたりします。また、すぐにできる対策として「体を冷やさない食事」を心がけることも重要です。
温めた食材を口にすることはもちろんですが、白砂糖や洋菓子などの「体を冷やす食べ物」を控えることも、生理での悩みを少なくする方法の1つです。
【その他】生理を早く終わらせる方法の真偽
インターネットで検索すると、生理を早く終わらせる方法として色々なものが紹介されています。
そのなかには都市伝説として伝えられているものの、誤った情報を拡散してしまっている内容があるのも事実。
ここでは生理を早く終わらせる方法として巷で噂されているもののなかから、代表的なものを3つ紹介します。
真偽を見極めていただき、ご自身の生活にお役立てください。
- 低用量ピル
- 経血コントロール
- 生理用品
では、1つずつ解説していきます。
低用量ピル
低用量ピルは、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの2種類を合わせてできた薬です。
低用量ピルには子宮内膜の増殖を抑える作用があるため、低用量ピルを飲むことで経血の量を少なくしたり、生理の期間を短くしたりできます。
ただし、「薬」ということを忘れてはいけません。低用量ピルを長く飲んでいると血液が固まる傾向があるため、そのことによって血管を詰まらせてしまう恐れがあります。
エコノミークラス症候群という言葉を聞いたことがあると思います。低用量ピルを飲み続けることで血管を詰まらせ、エコノミークラス症候群にならないよう注意が必要です。
低用量ピルの使用を考えている方は医師の説明を事前に聞き、デメリットを認識したうえで飲むようにしましょう。
経血コントロール
結論から伝えると、意図的に出血量をコントロールすることはできません。子宮筋の収縮や弛緩は自律神経の働きによってもたらされています。
自律神経は人間が意識してコントロールすることができない神経であるため、たとえばトイレでいきんで子宮筋を収縮させようと思っても、それは不可能ということです。
よく「昔の人は経血をコントロールできた」という噂を耳にしますが、体の構造が同じである以上、その噂が嘘であるということはご理解いただけるかと思います。
生理用品
生理用品は、上手に活用することで生理の終わりを楽にできます。多くの場合、生理期間は特にはじめの2〜3日目に出血量が多く、その後は少量の血がダラダラと出続けます。
この経血がある期間にタンポンや月経カップなどの生理表品を上手に活用することで、結果として「生理が早く終わった」と感じる人がいます。
たとえばタンポンを使用した場合、球技ができたりプールや海水浴で楽しめたりする点もメリットですよね。
ぜひ生理用品を活用して、生理期間を少しでも楽に過ごしていただけたらと思います。
まとめ
こちらのページでは、「生理を早く終わらせる方法」として巷で噂されているものの真偽や、生理の終わりを楽にする方法などを紹介しました。
生理は自然現象であるため薬以外で出血量をコントロールすることはできません。でも、生理用品を使うことで生理期間の活動の幅を広げられたり、日々の運動や食事を見直すことで生理痛が和らいだりします。
どうしても生理の期間を調整したいときは医療機関を受診して、デメリットも確認したうえで低用量ピルの使用を検討されるといいでしょう。
何より大事なのは、ご自身の体の状況を正しく把握して適切な対策を講じること。生理と上手に付き合って、少しでも快適な生活を過ごしていただけたら嬉しいです。
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この記事を監修した人
CBD JAPAN 編集部
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