大麻の致死量を摂取するのはムリ?!知られざる意外な真実とは
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2021年8月13日

大麻の致死量を摂取するのはムリ?!知られざる意外な真実とは

「大麻=危険な依存性のある薬物」ということで知られていますが、どれくらい危険なのか、どういった恐ろしい作用があるのか、具体的なところはよくわからないですよね。

こちらのページでは、大麻の致死量や、副作用、危険性などについてご紹介します。

大麻がどういったものなのか、その意外な真実を一緒に見ていきましょう。

大麻の致死量とは?

大麻の致死量

大麻の乱用・常習することで、死に至ることはあるのでしょうか。

結論から言うと、大麻の過剰摂取では死に至る可能性はほとんど無いと言われています。

大麻に含まれるカンナビノイドを受け取る受容体が人の身体にはあるのですが、これが呼吸機能には影響を与えないことが理由になっているようです。

大麻とは関係ありませんが、BBCニュースによると、アメリカではコロナ禍において薬物の過剰摂取による死者が過去最多(前年比30%増)となっていると報じています。

この薬物の過剰摂取で問題となっているのが、「合成オピオイド」で、これはアヘンやモルヒネ様物質を使用したもの。

オピオイド系の薬物を受け取る受容体も元々人の体内にあるのですが、この薬物には致死量があります。依存性も高く、合成オピオイドの過剰摂取で現在1日あたり250人もの人が死亡しているとのこと。

オピオイド系の鎮痛剤は日本でも使用されていますが、これらのことを知ると、医療大麻が認められていないことが不思議に思えてきませんか。

大麻による副作用

大麻による副作用

大麻には、良い面もありますが、危険性のある薬物に指定されている植物ですから、当然悪い部分もあります。

大麻の副作用としては、例えば、

  • 精神作用
  • バッドトリップ
  • パニック
  • 不安感
  • 時間間隔の歪み

などが挙げられ、10代など若い頃からの常用は成人の使用よりリスクが高まります。成長過程の脳にとっては、大きな影響を与える危険性があります。

致死量というのは無くても、過剰摂取はこうした症状を引き起こす大きな原因になる可能性があるのは事実です。

大麻の使用は、その用量や様々な成分の配合率なども大きく影響し、適量というのは人によっても体調によっても異なるのです。

大麻は天然の植物ですから、品種や部位によっても成分や作用は異なります。

そのため、大麻もCBDも、少量から少しずつ試し、少しずつ適量を探しながら量や配合などの調整が必要で、そうした研究が現在進められているところなのです。

大麻はアルコールやタバコより安全?

大麻より危険性が高いと言われているタバコ

大麻は世界的に危険性の高い薬物として認識されていますが、研究が進むにつれ、意外な側面があることがわかってきています。

大麻の依存性はアルコールやタバコと比較してどうなの?

大麻は依存性の高い麻薬ということで日本でも広くアピールされていますが、様々な研究により、大麻の依存選はアルコールやタバコに比較するとかなり低いことがわかっています。

WHOの薬物依存に関する専門委員会(ECDD)第38回会議における事前審査報告書には、

生涯曝露後の大麻に依存する確率は 8.9%で、アルコール(22.7%)、たばこ
(67.5%)、コカイン(20.9%)よりもかなり低い。

と記されています。

  • 大麻 8.9%
  • アルコール 22.7%
  • たばこ 67.5%

これは、アメリカで実施された大規模調査の結果で、初めての使用から依存状態になる確率を示したデータです。

大麻はアルコールやタバコと比較して安全なのか

イギリスの精神科医であるナット博士を中心とした「薬物に関する独立評議会」が2010年に発表した薬物の有害性ランキングに関する調査報告書によると、その順位は危険度の高い順に

  1. アルコール
  2. ヘロイン
  3. クラックコカイン
  4. メタンフェタミン
  5. コカイン
  6. たばこ
  7. アンフェタミン
  8. 大麻
  9. GHB
  10. ベンゾジアゼピン
  11. ケタミン
  12. メサドン
  13. メフェドロン
  14. ブタン
  15. ステロイド
  16. カート
  17. エクスタシー
  18. LSD
  19. ブプレノルフィン
  20. マッシュルーム

となっています。

このランキングは、これらの薬物乱用によって起きる弊害を実際に使用している人自身が受けた害、使用者以外に及ぶ害などで20種の薬物を16の判定基準でスコア化したもの。

意外なことに、身近なアルコールやたばこの方がランキングが高くなっています。

実際、肺への影響でも、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の20年に渡る研究により、

  • タバコは喫煙するほどに肺機能が低下
  • 大麻は一定量までは肺機能の改善が見られ、その後は緩やかな低下

といった驚くような結果が得られています。

そうは言っても、これら20種の薬物は全て危険性の高い薬物ばかりですから、この順位だから大麻が安全ということでは決してありません。危険性を比較すると大麻のほうが低いということです。

日本では大麻は違法。ただ、大麻について、理解を深めるにつれ、本当に危険性しかないものなのか、医療大麻も禁止すべきなのか、この辺りに疑問を生じる人がいてもおかしくはないと思えてきます。

現在日本でも扱われているオピオイド系の医薬品には世界的に問題が多くあるようで、医療大麻の方がより安全性が高いのではないかといった議論や研究がこれからより多く展開されていくことになるでしょう。

日本ではCBDが使用可能

日本でも安全に使用できる大麻の1成分CBD

日本では大麻を入手することは違法であり法律的には不可能。

ですが、法律に触れることなく、安心して使用できるのが大麻に含まれるCBDという成分を使用したCBD製品です。

CBD製品はいまや一般的に店舗や通販でも広く販売されており、いつでもどこでも気軽に入手が可能。

日本で販売されている商品は、ハイになるTHCという成分を含まないものですから、安心して利用できます。

■CBDとTHC|大麻成分の合法違法を分けるのはココ

ストレス対策、不眠対策や嗜好品として使用されることが多いですが、医療大麻が禁止されているため、病気の症状緩和目的でこれらCBD製品に頼るしかないという方もいます。

CBD製品にも、CBD成分を単体で配合したものから、麻の成分を複数配合したものまで、種類もさまざま。

CBD以外にもその他の麻の成分を配合しているものは相乗効果(アントラージュ効果)が得られます。

■アントラージュ効果って?期待するならこのCBDがおすすめ!

CBD製品には、吸入や経口摂取など様々な摂取方法があり、種類も豊富。ですが、中には怪しい商品もあるので、店舗選びなどは注意が必要です。

どこで購入するか迷ったら、こちらを参考にして下さい。

■CBDリキッド|店舗や通販など安心して購入できるショップ紹介

この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部

CBD JAPANは2021年10月に設立された企業で、「心身の本来の力を引き出し、健康で明るい社会を作る」というミッションを掲げています。コラムは全て下記の監修者のもとで、コンテンツ制作ポリシーに従い制作しております。

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