自宅サウナを自作する?手軽なものから各種まとめてご紹介
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2024年1月25日

自宅サウナを自作する?手軽なものから各種まとめてご紹介

自宅でサウナに入りたい。そう思い調べてみると、「好きが高じて自宅にサウナ小屋を建ててしまった」そのようなサウナ愛好家の話をネット上やSNSで見かけることがあります。それらを見て感じるのは、「サウナを自作するのはかなり大変なこと」と言うことです。どんなにサウナが好きでも、DIYに興味がなければまずサウナを自分で作ることは難しいと言えるでしょう。

それでも・・・と言う方のために、ここでは、サウナ小屋を自作するのに必要な資金や方法、一般的な工程ををご紹介します。自宅でサウナを楽しめる方法についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

自宅でサウナを作る基本的な流れ

サウナと一口に言っても、様々ななタイプの物があります。ここではコスト面や作業のしやすさから、熱源を薪ストーブにしたドライサウナを、自宅の庭など限られたスペースに「ひとり用のサウナ小屋」を例に、自作する方法をご紹介します。

簡単な作業の流れは資金の準備、場所の選定、資材や工具をの準備、土台、外壁の組み立て、防湿シートと断熱材の貼り付け、内壁の取り付け、ストーブや椅子、ドアーなどの組込です。それぞれの注意点を順を追ってご説明します。

サウナを作るのに必要な資金を準備する

サウナ小屋を自作するには目安として次の資金を準備しなければなりません。材料費は木材と断熱材がほとんどになりますサウナには耐湿性のある木材が必要になるのですが、木材には多くの種類があり、金額もかなり幅広いです。

一般的なサウナ小屋で利用されるスギや檜で20万円程度は掛かりますが、使いやすいように加工がしてあるものになればさらに価格は上がります。断熱材は、素材や厚みによって違いますが、2万円前後が目安です。

工具は電気ドリルやハンマーなどの基本的なものは必ず必要になります。工具を持っていなければ、買い揃える必要があり、数万円程度はかかります。

あとは、薪式のサウナストーブに代表される備品類です。ベンチやドアー、照明など、水風呂用の浴槽も必要になるかもしれません。合計で20万円程度はかかります。すべて合わせると大まかに50万円程度は準備しなければならないでしょう。

この価格はあくまでも目安で材料の質や量などによって大きく異なります。

サウナを作る場所を選ぶ

サウナ小屋を建てる場所は、自宅の庭が一般的です。ドライサウナであれば、水道の配管を気にする必要はないですし、熱源に薪ストーブを使用するのであれば電源も気にする必要はないでしょう。

ただ、室内に照明をつけるのであれば電源が必要になるので建物の近くに建てるのがおすすめです。スペース的には、最低1.5m×1.5mの面積に高さが2mもあれば十分です。あとは、平(水平)で水はけのよい場所であれば問題はありません。

設計して建築材料を集める

場所が決まり、サウナ小屋のおおまかな大きさが決まれば、それに応じた建築材料や資材を手配します。これらは、大型のホームセンターでほとんど揃えることができます。

木材などは必要な大きさにカットしたり、材料に加工を加えたり、不明な点は「DIYアドバイザー」などに相談したりと強い見方になります。

薪ストーブなどの備品は「アマゾン」などネットストアーでじっくりと探すのがおすすめです。驚くほど様々な種類のものが販売されています。

土台を作って外壁を組み立てていく

ここからいよいよサウナ小屋を作っていきます。

まず土台・床作りです。基礎石を置きその上にツーバイフォー材などで根太を組み、その上に防腐剤を塗った床材を張ります。床ができたら、その上に骨組み(フレーム)立てましょう。同時に屋根材も組みます。骨組みをビス止めした後、外壁となる板(羽目板材)を張っていきます。外壁に使われる木材は杉などのシダーウッド種がサウナで使用する木材に最適です。

ただし、値段が高い傾向にありヘムロックやアスペン(ポプラ)さらに安価なパイン(松)材なども選択肢としてあるので、
それぞれの木材のメリットデメリットを予算と相談しながら決めるとよいでしょう。

防湿シートと断熱材を入れる

外壁が張れたら、内壁を作っていきます。まず、外壁や屋根の内側に「透湿防水シート」を継ぎ目ができるだけ少なくなるように貼っていきます。

貼り付けには、壁留め用のホチキスを使用します。隙間ができてしまった時はホイルテープを貼っておくと効果が維持できます。その上にグラスウールなどの断熱材を敷き詰め、一般的には床に断熱材を敷き詰める必要はありません。温められた熱い空気は天井に向かって上昇するので、床からは熱気が逃げづらいからです。

ですが、寒冷地などで使用するサウナ小屋などには、床に断熱材を敷くメリットは高いと言えるでしょう。

内壁を取り付ける

内壁は外壁と同じように、羽目板を使って完成させることができます。天井からすべての壁に取り付けていきましょう。

また、断熱材の上に石膏ボードをはりその上に漆喰を塗り仕上げる「漆喰壁」もおすすです。初心者にも扱いやすい、練らずに済む漆喰が販売されています。漆喰は防火性や、調湿効果にすぐれているので、高温で湿気のあるサウナに最適です。

他にはレンガ壁なども趣があります。好みや予算、DIYの経験値などから選択してください。

ストーブや椅子を設置してドアをつけたら完成

最後に、煙突のついた薪ストーブを取り付けましょう。サウナ小屋の大きさに合った燃焼効率の良い薪ストーブをホームセンターやネットなどで購入します。

取り付けは、メガネ石を使い、煙突を外に出し薪ストーブを小屋に組み込みます。メガネ石とは、耐火モルタルなどでできた、薪ストーブの煙突を小屋の外に出すための穴の開いた石です。煙突の口径にあったものをホームセンターや建築資材店などで購入します。ストーブが付けば、あとは椅子やドアを取り付けて完成です。

自宅で簡単サウナを作る方法5選も紹介!

サウナは好きだけどさすがに自分で作るのは・・サウナ小屋を作るスペースは無い。そんな方のために自宅で楽しめるサウナをご紹介します。

本格的なものから、低コストで気軽に楽しめるものまで、ご自分のライフスタイルにあったサウナを見つけることができると思います。

電話ボックス型サウナ

サウナを公衆電話ボックスぐらいの大きさにしたものです。部屋の中に設置するので畳半畳ぐらいのスペースが必要になります。

また床の耐荷重も確認する必要があります。温泉施設にあるようなサウナを自宅用にしているので、本格的なサウナを楽しむことができるでしょう。価格はは30万円ぐらいから紹介されています。

金額的には安いものではありませんが、毎日でも本格的なサウナに入りたいと思う方は検討してみてもよいかもしれません。

簡易式ボックスサウナ

簡単に組み立てられるボックスの中に椅子を入れて座り、顔から上を外に出して体を温めます。顔は外に出ているので、テレビや動画などを見ながらサウナを楽しむことができます。サウナの熱で髪の毛を痛める心配もありません。

簡易式ボックスサウナの温め方は遠赤外線方式とスチーム方式の2種類のタイプがあります。遠赤外線方式は温度がそれほど高くならないので体への負担が少なく、メンテナスも簡単です。スチーム方式は室温が高めなので、発汗効果が高いのですが、水を使う分メンテナスが面倒と言えまます。価格は2万円ぐらいから5万円ぐらいの間です。

ドームサウナ

前出の簡易式ボックスサウナを横にして寝れるようにしたものです。かまぼこ型のボックスに顔を出して、あおむけに寝るので初心者の方でもリラックス効果が高いのが特徴です。遠赤外線で室温が50~60℃前後になる製品が多く、この温度は施設などの低温サウナと同じぐらいの温度なので、自宅で気軽にサウナ気分を味わうには十分と言えるでしょう。

20万円以上する本格的なものもありますが、5万円ぐらいからの商品も多く見受けられるので比較的購入しやすく、コスパも優れています。

テントサウナ

テントサウナは自宅で使う物ではないのですが、アウトドアでサウナを楽しむことができます。耐熱性のテントの中で薪ストーブ焚き、テントの中を高温にしてサウナを楽しみます。さらにサウナストーンを温めロウリュを楽しむこともできるでしょう。

移動が容易なテントサウナの最大の魅力は、湖畔や河川敷のキャンプ場でサウナで火照った体のまま自然の清水に飛び込む!
そんな街のサウナでは味わえない特別な体験ができる事です。

テントサウナは、利用人数、ストーブの種類、素材、設営方法、などの違いで様々な種類のものが販売されています。金額も10万円前後からかなり幅広くあります。

使用用途や人数など、ご自分にあったものを、ネットなどで仕様を見比べ、実店舗で実際に触れてみて購入するのがおすすめです。

サウナ傘

手軽に自宅の風呂でサウナの気分を味わうことができます。

使い方は非常にシンプルで、入浴して体を覆うように、浴槽のフレームの上にサウナ傘を設置します。湯けむりが内側に立ち込め徐々に温度・湿度が上がってきます。スチームサウナと同じような空間になり、じんわりと体が温まり、気持ちの良い汗をかくことができます。

サウナ傘は骨組みなどに錆びづらい素材を使うなどの工夫がされていて、価格は2500円ぐらいでネットで販売されています。思った以上にサウナ気分が味わえると話題の商品です。

まとめ

サウナ小屋を自分で作ることは、少しハードルが高いかもしれません。しかしご紹介した通り、他の方法でも自宅で毎日の生活の中にサウナ時間を取り入れ「整う」ことができます。

そんなご自分に合ったサウナを見つけ、日常のストレスを緩和し、健康的でリラックスできる毎日を送って頂ければと思います。

この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部

CBD JAPANは2021年10月に設立された企業で、「心身の本来の力を引き出し、健康で明るい社会を作る」というミッションを掲げています。コラムは全て下記の監修者のもとで、コンテンツ制作ポリシーに従い制作しております。

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