米コロラド州にて、大麻のオンライン販売が可能に。
ニュース
2023年6月5日

米コロラド州にて、大麻のオンライン販売が可能に。

コロラド州のJared Polis知事は、大麻のオンライン販売を可能にする法案を承認しました。議会では民主党のWilliam Lindstedt議員、Said Sharbini議員、Robert Rodriguez議員が推進し、約1ヶ月後の最終承認へと繋がりました。

新法では、大麻のネット販売を禁じる条文が除去され、オンラインでの商取引へ新たな規制が追加されました。具体的には、21歳以上の成人は、これまで通り小売店から物理的に大麻製品を受け取る必要がありますが、店舗を訪れる前にオンラインで製品を閲覧し、購入手続きを行うことが可能になりました。

オンラインでの購入においては、小売業者は顧客の名前と年齢を確認することが求められます。その情報は製品を受け取る際の身分証明書と一致しなければならず、これによって未成年者への販売を防止する仕組みが強化されています。また、小売業者は、店内に掲示する警告や教育資料のデジタル版をオンライン上で顧客に提供しなければならず、顧客はこれらを確認し受け取ったことを確認しなければならないという新たなルールが設けられました。

新法の主要な目的の一つは、大麻業界における現金取引を大幅に減らすことです。現金取引が多い業界では強盗や窃盗などの犯罪リスクが高まるため、これは重要な観点です。さらに、州議会は「安全で公正な執行(SAFE)銀行法」の通過を期待しており、これにより大麻業界特有の金融と治安の問題がさらに改善されることを期待しています。

そして、これは大麻業界だけでなく、さまざまな業界でのオンライン販売とその規制に関する議論に対しても、貴重な事例となるでしょう。

おすすめ商品一覧