元サッカー選手のデビッド・ベッカムが投資家として大麻ビジネスに参入。
セルラーグッズ社は2021年9月から製品を販売することを目指しており、大麻を扱う企業としては初めてLSEにデビューすることになる。
大麻企業は医療用である場合に限りLSEに上場できると、金融行動監視機構(FCA)は2020年に決定している。カリフォルニア州などで合法化されている米国では娯楽用の薬物企業が多く存在しているが、英国では違法であるため、これらの企業はロンドンでは資金調達ができない。
セルラーグッズ社は、米国での規制緩和と「ウェルネス」製品としてのCBDへの関心の高まりにより、ここ数年で出現した世界的な大麻ゴールドラッシュの一角を担っている。同社の予測によると、米国内だけでもCBDの売上は2024年までに200億ドルに達するとしている。CBDは清涼飲料水からスキンローションまであらゆるものに配合することで、リラックスや睡眠、シミや乾燥肌への対処など、あらゆる効果が期待できるとされている。
同社の最高責任者であるアレクシス・エイブラハム氏は、
ここ数年、ウェルネスとセルフケアの重要性に対する認識は大きく高まっており、CBDはウェルネス成分のトップになると確信している。また私たちの製品はクリーンで環境に優しく未来を担うものだ
と述べている。
CBDの研究試験ではCBDの濃度の高いものは、一部の患者のてんかん発作の数を40%以上減らすのに役立つことが示されている。
しかし、今イギリスで販売されているCBD製品は、ほとんどが濃度の低いものだ。
英国では、CBDがどれほどの効果があるのか、まだあまり知られていない。
健康消費財の最初の製品群を発売したことで、セルラーグッズ社は今、長期的な事業戦略の重要な段階に突入している。
引用:BBC『Beckham-backed cannabis skincare firm to sell shares on London Stock Exchange』