CBD製品の開発は難しい? 売れる商品の作り方を解説!
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2024年10月24日

CBD製品の開発は難しい? 売れる商品の作り方を解説!

ストレスの軽減や睡眠の質向上、美容や健康、リラックスなど、さまざまな理由でCBDを日常に取り入れる人が増えています。
依存性がなく、合法ながら嬉しい変化が期待できるCBDは今後も注目されると予測され、新商品開発を目指す企業が少なくありません。
ビジネスチャンスとして注目される一方で、
「CBD製品を一から開発するのは難しそう。」
「どんな商品を開発したら良いのか分からない。」
といった声もあります。
このような疑問にお答えするためにCBDはどのように開発するのか、製品づくりのポイントや注意点を詳しく解説します。

CBD製品開発の3つのポイント

自社ブランドとしてCBD製品を開発・販売できると、話題の成長市場へ参入できます。まずは、CBD開発を成功させるために覚えておきたい、3つのポイントをチェックしてみましょう。

1.CBDがもたらすメリットをチェック

自信をもってCBDを開発・販売するために、CBDを取り入れるメリットや、成分について、きちんと覚えておく必要があります。開発に着手する前に、CBDとはなにか、おさらいしておきましょう。

CBDは、カンナビジオール(Cannabidiol)とも呼ばれる、大麻草(ヘンプ)に含まれる天然化合物です。

大麻と聞くと、「違法なのでは……」と、不安になるかもしれません。ですがCBDは大麻取締法が適用されない、依存性、精神活性作用のない、合法成分となっています。

日本で違法とされるのは、大麻草から抽出されるTHCです。CBDには、THCのようにハイになったり、キマったり、という作用はありませんが、

  • 緊張がほぐれる
  • 入眠しやすくなる
  • 自律神経に作用する
  • 肌へアプローチできる
  • 体の不調を軽減できる

といったメリットが報告されています。

WHO(世界保健機関)によって、安全性や有用性が認められている背景もあり、世界中で研究が進められているCBD。関連する商品を、日常生活へ取り入れる人が増えています。

2.CBD製品の種類を知る

CBDは、サプリメントやオイル、ベイプ、スキンケアアイテム、食品、入浴剤など、さまざまな製品に含まれています。今世の中で求められているCBD製品はどんなアイテムなのか、どのような種類を選ぶとターゲットに響くのか、という点を、事前に検討しておきましょう。

化粧品を扱う仕事をしているから、スキンケア市場に参入する。というパターンもあれば、新たにベイプ市場へ参入する、という企業もあります。自社が抱えている顧客、得意とする営業戦略に適しているのは、どのようなアイテムなのか、ニーズや販路に応じて決定しましょう。

CBDは、製品によって摂取した際の感じ方が違う、すでにたくさんの競合が存在している、といったジャンルもあります。開発を始める前に、市場調査を実施して、最適な製品を選んでください。

3.安心して販売できる原料選定

CBDは日本だけでなく、世界中の人から支持されている製品です。一方で、日本国内ではまだ、原料を加工している工場がなく、海外から原料や加工した商品を輸入して、開発するのが一般的です。

海外の原料工場は、オーダーによってTHC濃度を調整します。中には、精神活性作用のあるTHCが合法な国もあるため、日本で定められた基準で生産してもらえるのか、という点が重要です。

日本では、THC濃度が10%以下、という決まりがあるのですが、この基準を超えてしまった場合、日本では販売できません。公的な機関で、THC濃度が測定されている原料工場を選択してください。

また2024年12月から、THCの基準値について、日本で法改正がありました。開発の際は、新基準に対応している製造工場、安心して身体に入れられる高品質の原料を選びましょう。

CBD製品を開発する際の注意点

CBD製品を開発する前に、かならず覚えておきたい注意点があります。使い続けたくなるCBD製品をユーザーへ提供するために、どのような点に気を付ければよいのか、たしかめておきましょう。

1.先に商品コンセプトを決める

CBD開発へ乗り出す前に、誰のためのどんな商品を作るのか、商品コンセプトを決定しておきましょう。先にコンセプトが決まっていれば、含めるCBD量や委託するOEMメーカーの検討、広告戦略のアプローチなどをスムーズに進められます。

製造する製品が決まったら、他社はどんな商品を出しているのか、価格帯はいくらくらいなのか、といった競合分析をしておくと、開発するべきアイテムがみえてきます。

2.成分や添加物の選択

CBD製品に含まれるのは、カンナビジオールだけではありません。スキンケアに活用する場合は保湿成分、オイルやベイプに含める場合は香料など、その他成分についても検討が求められます。

ユーザーに適したCBD量、安心して購入できるように、添加物の有無などにも注意して、メーカーと相談しながら開発を進めていきましょう。

成分や添加物の安全性をアピールするために、認証を受けている工場、原料にこだわっているメーカーを選んで、CBD]製品を開発するのがおすすめです。

購入者が、必要なタイミングで納得いく製品を届けられるように、納期を守ってもらえる業者、こまめに連絡してもらえる業者選びも大切です。

3.試作と改良を重ねる

CBD製品は開発して終わりではありません。

信頼できる製造パートナーを見つけたら試作と改良を重ねて、より良い製品づくりを目指しましょう。

安全性の高さ、使いやすさ、CBDを使用して感じられる気持ちや体調の変化など、モニター調査やテストを重ね、継続して続けたくなる製品を目指すと、リピーターを獲得できます。

商品を手に取ってもらえるように、必要に応じたパッケージやデザインの見直し、広告の効果測定も重要です。自社では難しい場合は、第三者機関の手を借りて、製品の魅力を高めていきましょう。

4.メーカーへの事前確認

CBDの人気と並行して、開発をサポートしてくれるOEMメーカーも増えています。選ぶメーカーによって、取り扱い商品や最小ロット、契約条件などが違うため、事前に確認しておきましょう。

なんとなく選んでしまうと、思っていたよりも費用がかかってしまった、必要な納期で製造できなかった、といったトラブルが起きる可能性があります。打ち合わせ、事前の確認をしっかりしたうえで、契約を交わしてください。

自社に適した製品を提案してくれるメーカー、CBD製造の実績が豊富なメーカーを選ぶと、より希望に近い商品開発につながります。上手に連携しながら、オリジナリティあふれる、自社ならではのCBD製品を世に届けてください。

5.法的な部分の確認

CBDを化粧品として販売する場合、薬機法に準じた広告文章を作成する必要があります。化粧品ではなく、健康食品や雑貨として販売する場合は、医療に関連する内容が説明に入っていないか、法に則ったチェックが求められます。

製品ページが誇大広告になっている場合、景品表示法に抵触する恐れもあります。細部までチェックして、安心して販売できる体制を、整えておいてください。

2024年12月からTHC濃度の基準が変わったように、開発後に取り扱い方法が変わる可能性もあります。最新情報を集めながら、法を順守した製品を販売しましょう。

まとめ

CBD製品の開発は、今後の売り上げや自社の認知度アップなど、嬉しい可能性をたくさん秘めています。ストレスを抱えている人、美容や健康状態が気になる人へ、癒しや求める作用を届けるために、細部にまでこだわって製造してください。

自社の希望を叶えてくれる、OEMメーカー探しも重要です。製造のポイントや注意点をしっかり押さえて、他社に負けない優れた製品を開発しましょう。

この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部

CBD JAPANは2021年10月に設立された企業で、「心身の本来の力を引き出し、健康で明るい社会を作る」というミッションを掲げています。コラムは全て下記の監修者のもとで、コンテンツ制作ポリシーに従い制作しております。

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