【CBDオイル】犬用・猫用ってあげても大丈夫?上手な選び方は?
ペット用も販売されており、大切な愛犬・愛猫のために使ってみたい、でも危険性があるのでは?、などと迷われている方も少なくないでしょう。
こちらのページでは、ペットにCBDオイルなどを与えるのはプラスになるのか、注意すべきことから上手な選び方まで解説します。
ペットの健康を守るためにも、CBDについて正しい知識を持ってから、使用の検討をしていきましょう。
目次
CBDとは?危険性や違法性は?
ペットにCBDをあげる前に、CBDとは何か、ということをしっかり把握しておきたいですよね。
CBDとは?
CBDというのは、麻に100種以上含まれる「カンナビノイド」という成分の1つです。
人体にも動物の体にも、麻のカンナビノイド成分を作用させるための「エンドカンナビノイドシステム」という機能が備わっています。
つまり、犬や猫も人と同じように、CBDの使用で健康をサポートできる可能性があるということです。
CBDは、世界保健機関WHOにも認められている原料で、世界各国で利用数が急上昇しています。ちなみに、日本で扱われているCBD製品は、医薬品としてではなく、食品や雑貨に分類されています。
■WHOの大麻・CBDへの見解|医薬的価値の見直しのきっかけになるか■
CBDの危険性や違法性は?
麻の成分ということで、CBDの危険性や違法性に不安を抱く方もいるでしょう。
日本では、大麻取締法によって麻の栽培等が厳しく規制されていますが、CBD成分に関しては、規制対象外となっています。
大麻というと、ハイになるもの、という認識があるかと思いますが、CBDにはハイになる精神活性作用がありません。
ハイになる成分は「THC」として、日本では微量でも含まれていると違法扱いとなりますので、当然、市販のCBD製品には含まれません。
正しく選べば、違法性の心配は無いのです。
危険性については、成分的な危険性より、むしろ、摂取量や与え方による危険性が高いと言えるでしょう。
では「CBDオイルをペットに与えて良いのか」といったところから解説します。
CBDオイルを犬や猫にあげて大丈夫?
CBDオイルを犬や猫などのペットに与えるのは良いことなのか。
ペットとは言葉で意思疎通できませんから、様子を見るのは飼い主次第であり、判断が難しいところですよね。
与える場合は、少しずつ様子を見ながら経過を見ていくしかありません。
全ての犬や猫など、ペットにCBDオイルなどを与えていいかといえば、それは間違いです。CBDを与えていいかどうかは、ペットによる、というのが答えになります。
続いて、愛犬・愛猫にCBDオイルを与えるかどうか、不安点をQ&Aでまとめて見ていきましょう。
犬用・猫用のCBDオイル選びQ&A
犬や猫にCBDを与える際の不安点をまとめました。
Q.病院で薬が処方されている場合は?
CBDの成分を薬と一緒に摂取する場合、飲み合わせによっては作用が強く出たり、マイナス作用が出たりすることも考えられます。
そのため、CBDオイルなどの摂取を検討する場合は、必ず獣医師にも相談しましょう。
ペットの健康維持のために、CBDを活用したい場合は、CBDに詳しい獣医師を選ぶと良いですね。
ペット用CBDに詳しく、適切なCBD製品を紹介してくれる獣医師もいます。
Q.子犬や子猫にあげていい?
ペット用CBD製品は、基本的に成犬を対象として作られています。
そのため、子犬や子猫に与えるのは避けましょう。
Q.妊娠中の犬や猫にあげていい?
妊娠中の犬や猫には、CBD製品を与えるのはやめておくことをおすすめします。
なぜなら、ペット用のCBDはまだまだ研究途上であり、どのような影響があるか、明確なところが分かっていないからです。
この他にもペット用CBDオイルには、例えば、使用してはいけないペットなど、注意書きがされているものもあります。与える前にしっかりと確認しておくことが大切です。
犬や猫などペット用CBDオイルを選ぶ際の注意ポイント
次にペット用のCBD製品を選ぶ際の注意点を見ていきましょう。
THCが微量でも含まれているものをペットに与えるのは避けるべきですが、そもそも日本ではTHC入りのCBD製品は入手できませんので、そこは心配ないでしょう。
ペット用で特に重要なのは「不純物を含むCBD製品」を避けるということです。
人が摂取する際もこれは大事なのですが、ペットは体が小さい分、その影響も甚大です。
不純物というのは、重金属や農薬など有害物質のこと。
麻というのは、汚染された土の土壌改良にもなるほど、様々な物質を土から吸収します。そのため、質の悪いCBD原料には、不純物が含まれていることもあるのです。
不純物を含まないCBDを厳選して使用したり、適切な製法で不純物を除去したりといった、信頼のおけるブランドのものを使用するのがベストです。
ペット用CBDに限りませんが、CBD製品を選ぶ際は、価格より品質重視で選ぶことをおすすめします。
■CBDリキッドは安い物でも大丈夫?安さだけで選ぶことのリスクとは■
【CBDオイル】犬や猫への適量はどれくらい?
続いて、犬猫用CBDオイルの適量について見ていきましょう。
CBDは人間でも個々に適量が異なる
CBDは、人が摂取する場合でも、個々にその適量が異なりますし、その作用も同じではありません。
体質に合う人もいれば、合わない人もいるでしょう。
それはペットも同様です。
ペット用CBDはより慎重に
ペットは、人より小さく、ほんの少量でも作用する可能性があります。
CBDは、多く摂取するほどプラスになるわけではなく、ある一定量を超えるとプラスの作用が得られなくなるといった性質があります。
だからこそ、人でも動物でも、CBDを使用する際は、適量を把握することが大事なのです。
ペットにCBDオイルを与える場合は、最初はほんの少量を1日1回から始め、1週間ほどのスパンで1日2回にするなど、少しずつ1日のトータル摂取量を増やしながら適量を探っていく必要があります。
具体的な容量としては、体重1kgあたりCBD1mg程度を目安にすると良いでしょう。
ペット用のCBDオイルには、摂取量の目安を示しているものもあるので、それを参考にしながら、まずは少量から始めるのがポイントです。
CBDオイルの犬や猫への与え方
人が摂取するためのCBDオイルには、様々なフレーバーが揃っていますが、ペット用にもペットが好むようなフレーバーのものがありますのでチェックしてみるといいでしょう。
では実際に与える際はどうしたらいいのか。
方法としては、
- CBDオイルをそのまま
- CBDオイルを餌や水に混ぜる
のいずれかになるでしょう。
嫌がらなければ、オイルをそのままで舌の上などに垂らしてあげると良いでしょう。
直接ドロップするのが難しい場合は、餌や水に少量混ぜてあげてもいいですね。
ペット用のCBDオイルでペットの健康をサポートしよう
ペット用のCBDオイルを取り入れる場合は、まずはCBDという成分についてよく把握することが大事です。
CBDは麻の成分であり、大麻取締法のある日本では生成できない成分です。そのため、CBDの原料や製品の多くは輸入に頼っています。
中には、質の悪いものもありますので、選ぶ際は品質にも注意してください。不純物が混入しているようなCBDは、大切なペットの健康を阻害します。
また、CBDオイルは摂取してから反応が出るまで、1時間以上かかることもありますので、初めて与える場合や、量を増やす場合は、目を離さずに確認できるタイミングを選びましょう。
この記事を監修した人
CBD JAPAN 編集部
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