バイノーラルビートに危険性？脳波への作用によるデメリットは？
この記事では、バイノーラルビートを聴くデメリットや危険性について解説します。
不安に思っている人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
バイノーラルビートに関する怪しい噂
危険性について心配する人も多いバイノーラルビート。
バイノーラルビートに危険性があるといわれている裏には、以下のような怪しい噂がささやかれています。
大半はただの噂にしかすぎませんが、こうした噂があることも理解しておくとよいでしょう。
精神異常を誘発する
バイノーラルビートを聴き続けることで、精神異常を誘発するという噂があります。
脳波をコントロールできるというメリットがデメリットに変わってしまうのではないか、ということですね。
特殊な音なので、初めて聞いた人にとっては不思議な感覚に陥ることもあるでしょう。
しかし実際は、バイノーラルビートにより精神異常をきたしたなどの被害報告はありません。
幻聴・幻覚が現れる
幻聴や幻覚が現れるという噂もあるようです。
ただこれも噂にしか過ぎない話で、科学的根拠がありません。
脳波の活性化により似たような症状が出る可能性はあるものの、先入観の影響であるといいます。
先入観を持たずに聴くことで、本来謳われているバイノーラルビートの良い効果を実感できるでしょう。
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バイノーラルビートに危険性はあるのか
結論からいうと、バイノーラルビート自体に危険性はありません。
バイノーラルビートは両耳のHz差を意図的に作り出すことにより、脳波をコントロールするもの。
脳波をコントロールと聞くと、脳に異常をきたしそうな不安を抱いてしまう人も少なくないでしょう。
実際バイノーラルビートによる健康被害などは、今のところ報告されていないため安心してください。
バイノーラルビートを単体で聴くと不快感・イライラを感じることはありますが、それも危険性があるとまでは言えません。
危険なものではないと理解するとよいでしょう。
バイノーラルビートにより危険性が生じる場面
危険性はないとはいえ、使う場面によっては危険性が高まることがあります。
バイノーラルビートの中には眠気を誘うような音色のものがあるのですが、ドライブ中に聴くと居眠り運転を引き起こすリスクが高まってしまうでしょう。
あくまでも仮説の話であるため実際に起こるかどうかはわかりませんが、バイノーラルビートは聞く場面によって危険性があるといえます。
そのため危険性が危惧される場面においては、バイノーラルビートを意図的に聴くことはおすすめしません。
休憩時間や勉強中などに使う分には、危険性はないでしょう。
バイノーラルビートのCDには使用上の注意が記載されている場合が多いため、よく確認して活用することをおすすめします。
バイノーラルビートを使用するデメリット
バイノーラルビートを使用するとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここではデメリットについていくつか解説します。
自分に合わないものだと不快感を感じる
バイノーラルビートは近年臨床試験が活発に行われており、不快感を感じることがあるという報告が複数あります。
ほかの音と組み合わせることなく、バイノーラルビート単体で聴くと不快に感じやすいのです。
本来はリラックス効果が期待できるのですが、自分に合わない場合があります。
バイノーラルビートとほかの音を組み合わせた音源であれば、不快感は感じにくいようです。
自分に合わないと感じたらすぐに聴くのをやめて、ほかの音源を試してみる必要があるでしょう。
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モノラルビートと比べると効果が薄い
バイノーラルビート・モノラルビートの効果を比較した臨床試験では、モノラルビートのほうが高い効果が期待できると結論付けられました。
モノラルビートよりも聴きやすいとされるのですが、効果を重要視する人にとっては不向きかもしれません。
より高い効果を望むのであれば、モノラルビートを試してみると良いでしょう。
バイノーラルビートを使用するときの注意点
バイノーラルビートは、正しく使用すれば危険性はほとんどないものです。
試すときはぜひ以下の注意点に気を付けてください。
長時間聴き続けない
長時間聴き続けることで、より効果が高まるのではないかと感じる人も少なくないでしょう。
しかし実際、バイノーラルビートは長時間聴き続けないほうがよいのです。
バイノーラルビートは脳波をコントロールするため、長時間聴き続けると自分の感覚とずれが生じやすくなります。
そのためあまりにひどい場合には、車酔いしたときのような感覚に陥ることも。
できるだけ短時間に押さえたほうが効果が高まりやすいため、聴く時間は最大30分程度がおすすめです。
運転中は聴かない
先ほど「バイノーラルビートにより危険性が生じる可能性がある場面」の項でも紹介したとおり、運転中はバイノーラルビートを聴かないほうがよいでしょう。
眠気を誘うものもあるため、居眠り運転を引き起こす可能性があります。
運転中の集中力を高めるバイノーラルビートもありますが、効果の区別が出来ない場合は使用を避けるべきです。
ネガティブな気分のときには聴かない
リラックス効果が期待できるバイノーラルビートですが、ネガティブな気分のときに聴くのはおすすめしません。
なぜなら、さらにネガティブな思考が強まる可能性があるためです。
バイノーラルビートの効果は、そのときの気分によって左右されます。
ポジティブな気分で聴けば、ネガティブ思考に陥ることはありません。
ボリュームを下げて聴く
バイノーラルビートは、音量が大きすぎると不快感を感じやすくなる傾向があります。
ボリュームを下げて聴いたほうが効果的とされているため、できる限り小さな音で聴くようにしましょう。
また、環境音やピアノの音と組み合わせて聴くと、さらに効果が高まるためぜひ試してみてください。
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正しく活用すれば危険性はほとんどない
危険性が心配されることも多いバイノーラルビートですが、実際は身体・精神に影響を与える危険性はありません。
怪しい噂も多くささやかれますが、現時点では科学的根拠のないものがほとんどです。
ただしバイノーラルビートに期待できるリラックス効果が、使用する場面によっては危険性が生じることもあります。
車の運転中や移動中に聴くと、居眠り運転を引き起こしてしまうかもしれません。
そのためリラックスできる場所で使用しましょう。
正しく活用すればメリットの大きなものなので、ぜひ上手に活かしてください。
