聴くと10分以内に眠くなる音楽で不眠対策|ストンと落ちる眠り
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2021年9月4日

聴くと10分以内に眠くなる音楽で不眠対策|ストンと落ちる眠り

音楽を聴きながら眠ると、入眠までの時間が短くなる実験結果が出ていることをご存知でしょうか?しかしどんな音楽でもよいわけではありません。

この記事では、聴くと10分以内に眠くなる音楽の特徴を紹介。

ぜひ今日から取り入れてみてください。

睡眠時に音楽を聴くとどんな効果がある?

睡眠時に音楽を聴くことで得られる効果

睡眠時に音楽を聴くと、体がリラックスし眠りやすくなります。

ストレス社会といわれる現代では、なかなか眠りにつけない方や以前よりも睡眠の質が落ちたと感じている方も多いのではないでしょうか。

睡眠に関する悩みの解決をサポートする方法は幅広くあります。例えばアイマスクをつける・枕を変えるなど。

しかしこれらの方法はお金が必要になり、さらに準備をするにも手間がかかってしまうのが少し面倒ですよね。

睡眠時に音楽を聴く方法であれば、最低限音楽をかけられる機器があればOK。わざわざミュージックプレイヤーを買わずとも、スマートフォンさえあれば十分です。

入眠までの時間が短くなることが実験で明らかに

音楽が睡眠にもたらす影響については、2006年に行われた実験で証明されています。

その実験はハンガリーで行われました。

寝つきの悪さに悩む60歳~83歳の60人を対象に音楽を聴かせて、睡眠に与える影響を調査したのです。

音楽の種類はジャズやクラシック、ヒーリング・ミュージックといった比較的穏やかなテンポのもの。

60人の対象者は、睡眠時に音楽を聴いたグループと聴かなかったグループに分けられました。

実験の結果、音楽を聴いたグループのほうが明らかに入眠までの時間が短くなっていたのです。

この実験により、音楽を聴いて眠ると入眠しやすくなると明らかに。

寝つきの悪い人は音楽を聴きながら眠ると、悩みが軽くなるかもしれませんね。

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聴くと10分以内に眠くなる音楽の特徴

聴くと10分以内に眠くなる音楽の特徴

睡眠時に音楽を聴くと寝つきがよくなるとはいえ、どんな音楽でもよいわけではありません。

ここでは聴くと10分以内に眠くなる音楽の特徴をいくつか紹介します。

ゆったりとしたテンポの音楽

睡眠時に聴く音楽は、ゆったりとしたテンポのものがよいでしょう。

具体的にはBPM60程度のテンポが良いとされています。

大人の心拍数がBPM60~70前後で、音楽のテンポと体内のリズム(心拍数)のバランスが取れるためリラックスしやすいのです。

例えばオルゴールの音はテンポがゆったりとしているのでおすすめ。

好きな曲のBPMをぜひチェックしてみてください。

1/fのゆらぎが入っている音楽

1/fのゆらぎとは、人の気分を癒す効果を持つ自然界に存在するリズムのこと。

脳波でa波が発生し、身体がリラックスするため入眠しやすくなるのです。

例えば波の音や川のせせらぎ、小鳥のさえずりなど。

1/fのゆらぎが入っている音楽は、YouTubeなどの動画サイトで「自然音 睡眠」と検索すればすぐに出てきます。

さまざまな動画がヒットするので、自分の好みの音楽を探してみてはいかがでしょうか。

歌詞の入っていない音楽

睡眠時に聴く音楽には歌詞の入っていないものがベスト。

普段聴く音楽は歌詞が入っているものの方が、テンションを上げられてストレス発散にも役立つでしょう。

しかし睡眠時に聴く場合は、逆に寝つきを悪くしてしまう可能性が高いのです。

歌詞の入っている音楽は、脳が勝手に言語をの意味を考え始めてしまいます。

クラシックや自然音、オルゴールなどがおすすめです。

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逆に眠りにくくなる音楽の特徴

眠りにくくなる音楽の特徴

入眠時に聴くと逆に眠りにくくなる音楽があります。

逆に頭が冴えてしまうこともあるため、以下に当てはまる音楽は避けましょう。

テンポの激しい音楽

いざ眠ろうというときにテンポの激しい音楽を聴くと、逆に脳が活性化してしまいます。

寝つけたとしても普段より睡眠の質が落ちてしまうため、避けたほうがよいでしょう。

テンポの激しい音楽はテンションを上げたいとき・ストレスを発散したいときに聴くのがおすすめです。

睡眠時は可能な限りテンポのゆったりとした音楽を選ぶのがポイントといえます。

歌詞の入っている音楽

歌詞の入っている音楽を入眠時に聴くと、逆に寝付きにくくなります。

脳が勝手に言語を認識するため、歌詞が気になってしまうのです。

自分の好きな曲をどうしても聴きたい場合は、インストゥルメンタルを探してみましょう。

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睡眠時にイヤホンを使うときのポイント

睡眠時にイヤホンを使うときのポイント

睡眠時に音楽を聴くときにイヤホンを使う人も多いでしょう。

ここでは、睡眠時にイヤホンを使うときのポイントを紹介します。

大きな音で聴かない

イヤホンで音楽を聴く場合、迫力のあるボリュームで聴きたくなることもありますよね。

不眠の悩みを解消するために音楽を聴くのであれば、睡眠時は小さな音で聴くようにしましょう。

大きな音で聴くとリラックスできないだけでなく、難聴のリスクが大きくなってしまいます。

特に睡眠時は長時間イヤホンを着用することになるため、ボリュームには特に注意が必要です。

寝ホンを活用する

睡眠時にイヤホンを使うと、耳が痛くなってしまうことがあります。

そうした悩みを解決するのにぴったりなアイテムが「寝ホン」です。

寝ホンとは、寝ながら音楽を聴くことを考えて作られたイヤホンを指します。

まさに睡眠時に音楽を聴くのに最適なのです。

無線接続タイプも多くあるので、ぜひ好みのものを見つけてみてください。

安くて1000円台で買えるものもあります。

タイマーを設定する

睡眠時に音楽が鳴り続けていると、耳への負担も高まります。

そのため、自動的に音楽が切れるようにタイマーを設定しておきましょう。

iphoneの場合、時計アプリのタイマーで再生停止までの時間を設定可能。

機器によって設定方法が異なる場合があるため、操作方法を確認してみてください。

タイマーは30分程度に設定しておくのがおすすめです。

耳に不調を感じたらすぐに病院へ

イヤホンは長時間着用し続けると、難聴のリスクが高まります。

耳が徐々に聞こえづらくなる症状ですが、はじめは自覚症状を感じづらいのが特徴です。

生活に支障が出るほど症状が進行してしまうこともあるため、少しでも耳に不調を感じたら迷わず病院へ駆け込みましょう。

■耳栓と睡眠|デメリットや注意点も知って上手に活用!■

リラックスできる音楽を聴いて不眠対策をしよう

聴くと眠くなる音楽でリラックス

寝るときにBPM60~70程度のゆったりとしたテンポかつ歌詞の入っていない音楽を聴くと、寝つきやすくなります。

歌詞が入っていないことと、テンポがゆったりとしていることが重要なポイントです。

ぜひこの機会に、リラックスできる音楽を見つけてみてください。

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