サウナで瞑想する3つのメリット｜相性の良さを活かしてリラックス

サウナと瞑想が相性の良い理由

サウナで瞑想するなんて、あり得ないと思っていませんか。
熱さに耐えるのに必死、時間が来るのを我慢するのに必死で、頭をまっさらにして精神統一するなんて無理と思われるかもしれません。

ですが、だからこそ、相性が良いのです。

サウナで集中するための瞑想

サウナでリラックス効果を得ることや汗を出して血行を促して体を芯から温めて代謝を高めるには、ある程度の時間を過ごすことが必要です。
もちろん、無理は禁物ですが、一定の時間、蒸されることで血行が促されて、代謝も高まっていきます。

温度や体調、目的などにもよりますが、基本的な時間は1セット15分です。
その間、みなさんは何をして過ごしているでしょうか。

熱さで体力を奪われるので、周りの人とおしゃべりするのは難しいですし、入浴時のように歌を歌うなど、ノリノリで過ごすわけにもいきません。
たいていの方は、「まだ終わらないかな。」、「15分って意外に長いな。」と、ひたすら耐えているのではないでしょうか。
ひたすら我慢している時間は、辛く長く感じるものです。
せっかくの15分を無駄にせず、瞑想にふけることができれば、気持ちも落ち着き、よりリラックスできます。

瞑想で精神統一するためのサウナ

最近は、ビジネスをうまく成功させるためにも、瞑想が良いとされ、ヨガに取り組む人や出社前にお寺で座禅を組む人が増えています。
自分も、座禅会に参加しているという方、ちゃんと瞑想できていますか。
「今日はあの仕事が待っているな。大変だな。」、「後5件、ノルマをこなさねば。」など考えていませんか。

瞑想は頭を真っ白にして、無の境地になることなので、何か考えていることは瞑想していることにはなりません。
ついつい、余計なことを考えてしまい、雑念ありとして住職に肩を叩かれている方も多いのではないでしょうか。

そんな方こそ、瞑想はサウナで行ってみましょう。
サウナでは熱さや辛さとの闘いで、余計なことは考えられません。
一方で、15分はそこに居たいという目標はあります。
辛い時間を辛くないと思い込む、無の境地になれば、辛かった時間が楽になり、リラックスできるようになります。

サウナで瞑想するメリット

では、改めてサウナで瞑想する3つのメリットについて見ていきましょう。

両立しやすい

1つ目のメリットは、相性が良いので両立しやすいことです。
瞑想するには無の境地になるように、精神統一を図る必要があります。
余計なことにとらわれない、雑念が入り込まない状態です。

サウナは辛い、熱いといった状態に耐えなければなりませんが、体が慣れてくるに従い、気持ち良さや快感も生まれてきます。
とはいえ、積極的に何かしよう、物事を考えようという気持ちにはなれません。
熱さに耐える、水風呂に体をこわばらせる、外気浴でようやく解放されるといった状況は、私生活の余計なとらわれ事を考える暇を与えません。

つまり、瞑想しやすくなるのがメリットです。

マインドフルネスに到達しやすい

ビジネスマンや経営者の瞑想で、目指されることが多いのが、マインドフルネスという状態です。
マインドフルネスとは集中とリラックスが両立した状態と言われています。
精神的に落ち着いているのに、注意力が保たれており、隙がない研ぎ澄まされた精神状態と言えます。

一方、サウナでは整うという状態を目指す人が多いのではないでしょうか。
整うとは、熱い部屋で蒸されて、冷水浴を行い、外気浴で休憩するというパターンを数回繰り返した時に起こりやすい状態です。
人によって感覚は異なりますが、体が解放されたような、心が解き放たれたようなふわふわした感覚と言う方が多いです。
極限のリラックス状態と言うことができます。

この点、マインドフルネスは集中力とリラックスが両立した状態だと説明しました。
相反するものの、両立はなかなか難しく、特に日々神経をとがらせているビジネスパーソンの場合、集中力は研ぎ澄まされているのに、リラックスができない人が少なくありません。
そこで、仕事やプライベートの心配事など余計なことを考えるゆとりがなく、かつ、最大のリラックスを得ることができるサウナで瞑想できれば、集中とリラックスの両立につながり、マインドフルネスに到達しやすくなるのです。

楽に過ごせる

サウナは気持ちが良く、病みつきになっているものの、やはり15分をサウナ室で過ごすのは辛いと感じている方は多いのではないでしょうか。
ただ、我慢したからこそ、達成感に快感を感じている方も多いはずです。
15分は瞑想の時間にあてれば、時間もあっという間に過ぎ、余計な雑念を払って、体だけでなく、心もリラックスさせることができます。