ドイツでヨーロッパ初の医療用vapeリキッドが誕生。
ニュース
2021年12月12日

ドイツでヨーロッパ初の医療用vapeリキッドが誕生。

2021年11月パナキシア社と、中枢神経系(CNS)医薬品流通の分野で欧州の大手製薬会社であるニューラックスファーム社は、ドイツで「Naxiva-Panaxol 」というブランド名で気化用医療大麻エキス(vapeリキッド)を初めて小売販売すると発表した。これにより、両社は欧州で気化用医療用大麻製剤を販売する世界初の企業となる。

両社は気化式医療用大麻が強力な成長・収益策になり得ると考え、今後北米と同様、数年間でドイツでも大きな市場シェアを獲得することを期待している。

「Naxiva-Panaxol 」はドイツに到着後、厳しい試験を経て、ドイツの販売許可証に基づき販売される。パナキシア社が厳格な医薬品基準のもと製造し、ニューラックスファーム社が、適応症の患者に対して医療用大麻製品の処方箋を発行する資格を持つ医師に販売し、その後医療クリニックで入手が可能となる。

気化技術は、呼吸器系や腫瘍系のリスクを減らし、患者に安全な選択肢を提供することとなる。また、素早く吸収されるなど利点を維持し、より正確で一貫した投与形態により、安全な医療用大麻の投与が可能になる

パナクシア社は高度な医療用大麻ベースの製品を専門とするグローバル製薬企業で、臨床情報と数万人の患者の幅広いデータベースを持つ、イスラエル最大の医療用大麻製品メーカーである。

ニューラックスファーム社は中枢神経系疾患(CNS)の治療に特化した欧州の大手専門医薬品会社で、35年以上にわたり中枢神経疾患に関する独自の知見を蓄積してきた企業である。

今回の販売開始の発表は、両社がドイツにおける吸入用抽出物の販売許可を取得を受けたもので、現在この手のものとしては唯一の許可となる。また、両社は、フランス医薬品局(ANSM)の政府プログラムにより、フランスで医療用大麻錠剤の販売許可を得た唯一の企業となる。

またパナキシア社は舌下錠などといった、新たに開発した製品の登録・販売の申請を行う予定とのこと。

 

引用:THE DAILY CANNABIS PRESS『Panaxia and Neuraxpharm are the first companies in the world to sell medicinal cannabis extracts for inhalation in Europe

おすすめ商品一覧