バットに入るとどうなる？対処法や抜け出し方を解説【若者言葉】

「バッドトリップ」とは、精神作用のある物質によって引き起こされる不快な体験のこと。
若者言葉でも使われる「バッドに入る」もここから来ていると言われています。

本記事では、海外文化勉強の一例として、バッドトリップの定義や経験率、さらにはセッティングの重要性やバッドトリップの対処法について解説します。
（違法薬物の摂取を奨める記事ではありません。違法行為は絶対に行わないでください。）

1 バッドトリップとは
2 セットとセッティングについて
- 2.1 セットの重要性
- 2.2 セッティングの影響
3 バッドトリップの対処法
4 日本の薬物教育と安全な使用方法
5 まとめ

バッドトリップとは

バッドトリップの定義

バッドトリップとは、精神作用のある物質によって引き起こされる不快な体験を指します。
マリファナ（大麻）などの薬物を使用した際に、不安、嘔吐、妄想、無気力、抑うつなどの症状が現れることがあります。これらの症状は通常、一過性であり、数時間で自然に解消されます。

バッドトリップの経験率

大麻使用者の中でバッドトリップを経験する割合は一定程度高く、およそ40％に上ります。
これは、薬物の個々の感受性や状況によって異なりますが、一般的な傾向として覚えておく必要があります。バッドトリップは予期せぬ体験であり、安全な使用を心掛けることが重要です。

なぜバッドに入る？

バッドトリップは、通常、未知の感覚や思考の集中力の向上を引き起こす精神活性物質の効果によって起こります。

例として、マリファナは使用後に効果が現れるまでに時間がかかる物質であり、その効果が最高点に達したのか、それともさらに強い効果が後に現れるのかを自分で判断できないことがあります。この不確かさが不安を生じさせる原因となることがあります。

この不安が強まると、それに思考が集中し、バッドトリップが悪化する可能性があります。

セットとセッティングについて

セットとは、精神状態や心構えなどの内的な環境を指します。
バッドトリップを回避するためには、事前に自身のセットを整えることが不可欠です。具体的には、リラックスした状態であり、不安やストレスを感じていないことが重要です。

セットの重要性

前述したように、リラックスして不安やストレスが少ない状態であることが、薬物使用の準備である「セット」には不可欠です。
具体的には、個人の内面と周囲の環境の双方が重要とされます。

・個人の内面について
薬物を使用する前には、自分の感情や現在の状況を冷静に評価し、ポジティブな姿勢を保つこと。落ち込んでいる時に使用すると、負の感情に焦点が当たりやすくなり、バッドに入る体験になる可能性があります。

・周囲の環境について
安全で快適な環境を整えることが優先されます。この環境は通常、場所や共にいる人々によって形成されます。

たとえば、自宅のような慣れ親しんだ空間で、信頼できる友人と一緒にいる場合はリラックスしやすいでしょう。逆に、見知らぬ人々と不慣れな場所であるホテルの部屋で使用すると、些細な不安が次第に増大する可能性があります。

セッティングの影響

セッティングとは、身体的な体調や使用状況を含めた外的な環境を指します。

セッティングを整えることで、バッドトリップのリスクを軽減することが可能です。例えば、安全な場所で友人や信頼できる人と一緒にいること、ストレスのない状況下で薬物を使用することが重要です。
セッティングはバッドトリップの発生率に大きく影響します。混雑した場所やストレスフルな状況では、精神的な不安定感が増し、バッドトリップのリスクが高まります。そのため、安心してリラックスできる環境を整えることが重要です。

バッドトリップの対処法

パニックを防ぐための知識

バッドトリップに陥った際には、パニックを防ぐために正しい知識を持つことが重要です。

まず、大麻の過剰摂取によって死亡することはないことを理解しましょう。バッドトリップの症状は通常、数時間で解消される一過性のものであり、その間にパニックに陥ることは避けるべきです。
自身や周囲の安全を確保するためにも、冷静な対応が求められます。

注意を別のことに向ける方法

バッドトリップから抜け出すためには、注意を別のことに向けることが効果的です。

例えば、自分の好きな音楽を聴く、リラックスできる場所に移動するなど、穏やかな状況を作り出すことが大切です。
また、他の感覚を刺激することも有効です。甘い飲み物や食べ物を摂る、リラックスできる環境を整えることで、バッドトリップの症状を和らげることができます。

CBD Vapeの有用性

CBD Vapeは、バッドトリップの症状を軽減するための有用な手段の一つです。
CBDにはTHCの精神作用を中和する効果があり、バッドトリップに陥った際に使用することで、症状の軽減を得ることができるとされています。

ただし、適切な量や使用方法を守ることは重要。過剰に接種しすぎず、少しずつ試していくと良いでしょう。

日本の薬物教育と安全な使用方法

そもそも薬物とは？

薬物（やくぶつ、英: drug）とは、生物が摂取することでその生理や心理に変化をもたらす物質のこと。

一般的に薬物は、違法なイメージのある呼び方ではありますが、正式な意味ではコーヒーに含まれるカフェインなども薬物の一種になります。
食品や栄養サポートのための物質とは区別されるが、我々がコーヒー

薬物の摂取方法（投与経路）には、吸入、注射、喫煙、皮膚に貼るパッチ、座薬、または舌下で溶かすタイプなどがある。

薬物教育の過去と現在

日本の薬物教育は、過去から現在に至るまで大きく変化してきました。

過去においては、薬物乱用の危険性や安全な使用方法についての啓発が不十分であり、薬物に関する偏見や誤解が広がっていました。しかし、近年ではインターネットの発達により、薬物乱用のリスクや実際の使用方法についても情報が広く提供されるようになり、より正確な薬物の危険性が伝播されてきています。

他にも、若者を対象にした啓発活動や学校教育に加え、インターネットやSNSを活用した情報発信も行われており、薬物乱用の危険性や安全な使用方法について、若者に適切な知識を普及させる取り組みが進んでいます。

安全な使用の重要性

安全な薬物使用の重要性は、現代社会の中心的なテーマの一つです。

薬物には、違法なもののみならず、アルコールやニコチンなどの一般的なものも含みますが、それらを適切に使用することは、個々人の健康のみならず、社会を守るために欠かせません。

安全な使用には、適切な量の使用、適切な使用環境の確保、リスクを理解した上での使用などが含まれますが、家族や友人、教育機関、医療従事者など、社会全体で共有されるべきテーマです。薬物教育の一環として、安全な使用方法やリスク管理の重要性を広く啓発し、若者を含む社会全体が健康で安全な生活を送るための基盤を築くことが求められています。