自社ブランドでCBDを販売するのは簡単! 今すぐ実践できる自社ブランドの始め方を解説!
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2024年11月13日

自社ブランドでCBDを販売するのは簡単! 今すぐ実践できる自社ブランドの始め方を解説!

「CBD市場で自社ブランドを立ち上げたいけれど、何から始めればいいかわからない。」
この記事では、OEMを活用して独自のCBD製品を開発し、ブランドを成功に導くための戦略を解説します。小ロットから始められる方法や、信頼できるOEMパートナーの選び方、製品開発のポイントまで、詳しくご紹介します。

CBDの自社ブランドを持つ3つのメリット

日々成長を続けるCBD業界は、扱う企業や個人に多くのメリットをもたらします。まずは、自社ブランドを立ち上げて、CBD販売を始める場合の、3つの良い点をみてみましょう。

メリット1:利益率をアップできる

自社ブランドのCBD製品を開発することで、卸売価格ではなく、小売価格で商品を販売できます。これにより、中間マージンを削減し、利益率を大幅に向上させることが可能です。さらに、独自の価格設定が可能となり、市場の変動に柔軟に対応できます。ブランドイメージを確立し、付加価値を高めることで、より高い価格での販売も期待できます。結果として、収益性の高いビジネスモデルを構築できるでしょう。

メリット2:他社商品と差別化できる

OEMを活用した自社ブランド製品の開発は、市場に溢れる類似品との差別化を図るための強力な手段です。独自の処方、デザイン、ブランディング戦略によって、競合他社との明確な違いを生み出すことができます。顧客のニーズに応じた製品開発はもちろん、特定のターゲット層に合わせた商品展開も可能です。これにより、ブランドの個性を際立たせ、顧客のロイヤルティを高めることができます。また、独自のストーリーやコンセプトを打ち出すことで、顧客の共感を呼び、長期的な関係構築にもつながります。

メリット3:安定した利益につながる

ストレス緩和や癒しを求める人、美容や健康に関心を持つ人が多い現在、合法的に気持ちを落ち着けたり、健康にアプローチしたりできるCBD業界は、今後も成長を続けると予測されています。

参入する企業が増えているCBD業界ですが、自社ブランドの始め方を知らない企業が多く、今からでも十分間に合う点が魅力です。安定した利益を求めるなら、自社ブランドのCBD販売へ、投資を検討してみてください。

CBD自社ブランド立ち上げの第一歩:OEMとは?

OEMの基本とメリット

OEM(Original EquipmentManufacturing)とは、自社で製品を製造する代わりに、他のメーカーに製造を委託する方式です。この方法を利用することで、自社は企画やデザイン、販売に注力できます。初期投資を抑えられ、製造に必要な設備や専門知識がない場合でも、迅速に製品を市場に投入できるのが大きなメリットです。特にCBD業界のように、専門的な知識や設備が求められる分野では、OEMは非常に有効な手段と言えるでしょう。さらに、製造コストや品質管理の面でも、専門の製造業者に委託することで、効率的に高品質な製品を製造できます。

OEMで実現する自社ブランドの迅速な立ち上げ

OEMを活用することで、自社ブランドのCBD製品を迅速に市場へ投入することが可能です。製品開発から製造までのプロセスを外部の専門業者に委託するため、開発期間を大幅に短縮できます。これにより、市場のトレンドをいち早く捉え、競合他社に先駆けて新製品を発売できる可能性が高まります。また、自社で製造設備を準備する必要がないため、初期費用を大幅に削減できます。これは、特にスタートアップ企業や中小企業にとって大きなメリットです。スピーディーな市場参入は、早期の収益化とブランド認知度の向上に繋がります。

CBD製品のOEMで注意すべき点

CBD製品のOEMをする際には以下の5点に注意しましょう。

  1. 法規制の遵守
  2. 品質管理
  3. OEM製造先の選定
  4. 表示と広告
  5. リスク管理

法規制の遵守

CBD製品は大麻由来成分を含むため、厳格な法規制の対象となります。

  • THC含有量の管理:CBDオイルや原料のTHC含有量を10ppm(0.001%)以下、オイル製品以外は1ppm(0.0001%)以下に抑える必要があります(参考)。
  • 輸入規制:原料の輸入には厚生労働省の事前確認が必須で、THCが検出された場合は輸入できません(参考)。
  • 販売規制:流通製品の抜き打ち検査があり、THC検出時は販売者名や製品名が公表される可能性があります(参考)。

品質管理

  • 原料の選定:信頼できる供給元から、品質証明書付きの原料を調達する。
  • 製造プロセス:THC混入を防ぐため、厳格な製造管理が必要です。
  • 第三者機関による検査:ロットごとの成分分析を実施し、THC非検出を確認する。

OEM製造先の選定

  • 経験と実績:CBD製品の製造経験が豊富な業者を選ぶ。
  • 品質管理体制:厳格な品質管理システムを持つ製造先を選定する。
  • コミュニケーション:問題発生時の迅速な対応のため、円滑なコミュニケーションが取れる業者を選ぶ。

表示と広告

  • 正確な成分表示:CBD濃度やTHC含有量を明確に表示する。
  • 誇大広告の禁止:効能や効果について誇大な表現を避ける(参考)。
  • 法的リスク回避:薬機法や景表法に抵触しない表現を使用する(参考)。

リスク管理

  • 契約内容の確認:納期、価格設定、品質保証などの条件を明確にする。
  • 法務サポート:CBD関連法規に詳しい専門家のアドバイスを受ける。
  • 製品保険:リコールなどのリスクに備え、適切な保険に加入する。

CBD製品のOEMパートナー選びのポイント

次にCBD製品のOEMパートナーを選ぶ際の3つのポイントを解説します。

実績と専門性を確認する

OEMパートナーを選ぶ際、その実績と専門性は最も重要な判断基準の一つです。特にCBD製品のような専門性の高い分野では、過去にどのような製品を製造してきたのか、具体的な実績を確認することが不可欠です。また、CBDに関する専門的な知識や技術を有しているかどうかも確認する必要があります。実績豊富なOEMメーカーは、品質管理や製造プロセスにおいても高いノウハウを持っており、安定した品質の製品を提供できる可能性が高いです。さらに、専門性の高いメーカーは、製品開発におけるアドバイスや提案も期待できます。

小ロット対応と柔軟性

ビジネスの初期段階では、小ロットでの製造が可能なOEMメーカーを選ぶことが重要です。これにより、在庫リスクを最小限に抑えつつ、市場の反応を見ながら柔軟に製品展開を行うことができます。また、製品の処方やパッケージデザインに対する柔軟な対応ができるかどうかも、重要なポイントです。自社の要望に合わせてカスタマイズできるメーカーを選ぶことで、独自のブランドイメージを確立しやすくなります。さらに、市場の変化に合わせて製品を柔軟に改良できる能力も、ビジネスの成長には不可欠です。

コストと納期

OEMパートナーを選ぶ際には、コストと納期も重要な要素です。価格だけを重視するのではなく、品質と価格のバランスを考慮することが大切です。見積もりを複数のメーカーから取得し、比較検討することで、最適なパートナーを見つけやすくなります。また、納期に関しても、自社の販売計画に合わせて調整する必要があります。納期遅延は、ビジネスチャンスの損失につながるため、事前にしっかりと確認し、契約内容に盛り込むようにしましょう。透明性の高い価格設定と、柔軟な納期対応が可能なメーカーを選ぶことが、スムーズな製品展開への鍵となります。

自社ブランドCBD製品開発の7STEP

自社ブランドのCBD製品を開発するためのステップは7つあります。

  1. 市場調査とターゲット選定
  2. 製品コンセプトと処方設計
  3. OEMメーカーの選択
  4. 商品開発・製造
  5. パッケージデザインとブランディング
  6. 販売方法の決定
  7. マーケティング・広告戦略

【STEP1】市場調査とターゲット選定

まず、市場調査を行い、CBD製品の現在のトレンドや競合他社の動向を把握することが重要です。これにより、どのような製品が求められているのか、どのようなターゲット層が効果的なのかを明確にすることができます。具体的なデータに基づいて市場ニーズを分析し、自社の強みを活かせる市場セグメントを見つけ出す必要があります。

ターゲット層を明確にすることで、製品コンセプトやマーケティング戦略をより効果的に策定することができます。市場調査とターゲット設定は、成功への第一歩となるため、慎重に行いましょう。誰にでも使えるCBDアイテムよりも、ターゲットの悩み、年齢に応じた“あなたのための商品”として売り出した方が、相手に刺さります

【STEP2】製品コンセプトと処方設計

次に、ターゲット層のニーズに応じた製品コンセプトを明確にすることが重要です。どのような効果を期待するのか、どのような特徴を持たせるのかを具体的に検討します。製品コンセプトに基づき、具体的な処方設計を行います。CBDの含有量やその他の成分配合を決定し、安全性と効果を両立させる必要があります。また、使用感や風味なども考慮し、ユーザーが満足できる製品を目指しましょう。処方設計には専門的な知識が必要なため、OEMメーカーと緊密に連携することが重要です。

【STEP3】OEMメーカーの選択

CBDの自社ブランドを立ち上げる場合、オリジナル商品の製造を担う、OEMメーカーへ委託するのが一般的です。CBD関連商品が増えている現在、安心して取り入れられる、質の高さが求められています。

原料の価格だけでなく、

・どこで製造しているのか

・希望する製品を取り扱っているかどうか

・日本の法規制をクリアしているCBDかどうか

・農場や工場での品質管理体制はきちんとしているかどうか

といった点にも注目して、自信をもって販売できるOEMメーカーと契約してください。

2024年12月12日以降、CBDの法改正があり、「残留THC濃度が10ppmであること」とこれまで以上に基準が厳しくなりました。

この基準をクリアできていない場合、コストをかけて製造した商品が、販売できなくなる恐れがあります

製造先を選ぶ際は、CBDの原料、抽出方法などにこだわりを持つ、品質の高いOEMメーカー、製造実績が豊富なOEMメーカーを選択すると安心です。

はじめは、どのくらい売れるのか分からないため、小ロットでの製造にも対応しているメーカーを選ぶと、自社ブランド販売を手堅く進められます。

【STEP4】商品開発・製造

OEMメーカーとの協力体制のもと、製品開発と製造を本格的に進めます。試作品を繰り返し作成し、処方や品質を微調整しながら、より良い製品を目指しましょう。製造工程においては、品質管理を徹底し、安定した品質の製品を大量生産できるように体制を整えます。また、法規制や業界のガイドラインを遵守し、安全性にも配慮が必要です。OEMメーカーとの密なコミュニケーションを通じて、スムーズな商品開発と製造を目指しましょう。

【STEP5】パッケージデザインとブランディング

製品の品質だけでなく、パッケージデザインも重要な要素です。ターゲット層の好みに合ったデザインを採用し、ブランドイメージを効果的に表現する必要があります。ブランドロゴやキャッチコピー、カラーリングなどを統一することで、ブランドの認知度を高められます。また、パッケージには製品情報を正確に記載し、ユーザーが安心して使用できるように配慮しましょう。魅力的なパッケージデザインは、製品の購買意欲を高める重要な要素です。

【STEP6】販売方法の決定

製品の販売方法を決定する際には、ターゲット層に最も効果的なチャネルを選択する必要があります。オンラインストア、実店舗、卸売など、複数の販売チャネルを組み合わせることも有効です。販売チャネルごとに、価格設定や販売戦略を調整する必要があります。また、顧客とのコミュニケーションを円滑にするための体制を整えることも重要です。販売方法の決定は、売上を最大化し、安定した収益を確保するための重要なステップです。

【STEP7】マーケティング・広告戦略

製品の販売開始後は、マーケティングと広告戦略を通じて、製品の認知度を高める必要があります。ソーシャルメディア、ウェブサイト、広告などを活用し、ターゲット層に効果的にアプローチします。ブランドイメージを強化し、顧客のロイヤルティを高めるための施策も重要です。また、定期的なキャンペーンやイベントを実施することで、顧客とのエンゲージメントを高められます。効果的なマーケティング戦略は、ブランドの成長を加速させるための重要な要素です。

CBDの主要OEM企業5選

最後に自社ブランドのCBD製品開発をご検討されている方に向けて、おすすめのOEM企業を5つ紹介します。

  1. 株式会社吉兆堂
  2. tokyomooon
  3. 株式会社BI-SO
  4. 株式会社CANLIFE
  5. 株式会社ウェルファーマ

株式会社吉兆堂

1923年創業の100年以上の霊視を持つ老舗企業です。CBD原料供給およびOEM供給で200社以上の実績があります。40種類以上のアイテムの製造が可能で、業界トップクラスの国内製造可能ラインナップを誇ります。

高品質な原料と製品も強みです。スイスのGACP認証農園とGMP認証抽出工場から高品質なCBD原料を直輸入しています。厳格な品質管理を徹底し、第三者機関による成分分析でTHC非検出を確認しています。また、水溶性CBDパウダーの特許技術を保有しており、革新的な製品開発が可能です。

企画から製造、輸入、法律遵守、マーケティング、アフターフォローまで一貫したサポートを提供していて、薬事チェックや特許・商標の申請代行など、法規制対応のサポートも行います。

低コスト・小ロットでの製造にも対応しているのも嬉しいところです。

株式会社吉兆堂公式サイト

tokyomooon

tokyomooonは、CBD製品のOEMに特化した企業です。豊富な経験と専門知識を持ち、高品質なCBD製品の開発をサポートしています。原料の選定から製品の企画、製造まで一貫して対応しており、様々なニーズに応じた製品開発が可能です。特に、リキッドタイプのCBD製品に強みを持っており、独自の技術とノウハウにより、高品質で安定した製品を提供しています。また、法規制を遵守し、安全な製品開発を徹底しており、安心してOEMを依頼できます。tokyomooonは、CBD業界での信頼性が高く、多くの企業から支持されています。

tokyomooon公式サイト

株式会社BI-SO

株式会社BI-SOは、電子タバコ関連製品の製造で培った技術を活かし、CBD製品のOEMにも力を入れている企業です。特に、ベイプタイプのCBD製品に強みを持っており、リキッドの製造技術やフレーバー開発において高い実績があります。BI-SOは、独自の品質管理体制を敷いており、高品質で安全な製品を提供することに力を入れています。また、小ロットでの生産にも対応しており、小規模なブランドでも利用しやすいのが特徴です。BI-SOは、国内だけでなく海外の企業からも信頼されており、グローバルな展開を目指す企業にとっても最適なパートナーとなるでしょう。

株式会社BI-SO公式サイト

株式会社CANLIFE

株式会社CANLIFEは、CBD製品の企画・開発から製造、販売までをトータルでサポートする企業です。OEMだけでなく、自社ブランドの展開も行っており、市場動向や消費者のニーズを深く理解しています。CANLIFEは、高品質なCBD原料の選定から、独自の処方開発、パッケージデザインまで、幅広いサポートを提供しています。特に、CBDオイル、グミ、コスメなど、多岐にわたる製品に対応できる柔軟性が強みです。また、法規制を遵守し、安全で安心できる製品開発を徹底しています。CANLIFEは、豊富な経験と実績から、最適な製品開発を支援してくれるでしょう。

株式会社CANLIFE公式サイト

株式会社ウェルファーマ

株式会社ウェルファーマは、医薬品や健康食品の開発・製造に豊富な経験を持つ企業です。CBD製品のOEMにおいても、高い品質管理体制を敷き、安全で効果的な製品を提供しています。ウェルファーマは、GMP(GoodManufacturingPractice)に準拠した製造環境を整え、高品質なCBD製品の安定供給を実現しています。また、専門的な知識を持つスタッフが、製品の企画・開発から製造までをサポートしています。特に、高品質なCBDオイルやカプセルタイプの製品開発に強みを持っており、医療機関や研究機関からの信頼も厚いです。ウェルファーマは、信頼できるOEMパートナーとして、多くの企業から選ばれています。

株式会社ウェルファーマ公式サイト

まとめ

この記事では、CBDの自社ブランドを立ち上げる際のメリット、OEMの基本、OEMパートナー選びのポイント、製品開発のステップ、主要OEM企業の紹介について解説しました。CBDの自社ブランドを持つことは、高い利益率、他社製品との差別化、安定した収益に繋がります。OEMを活用することで、初期投資を抑え、迅速な製品開発が可能になります。OEMパートナーを選ぶ際には、実績、専門性、小ロット対応、コストなどを比較検討し、最適なパートナーを選びましょう。製品開発のステップとしては、市場調査、コンセプト設計、処方開発、OEMメーカー選定、商品開発、パッケージデザイン、販売方法の決定、マーケティング戦略が重要です。本記事が、自社ブランドのCBD製品開発を検討している皆様の参考になれば幸いです。

この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部

CBD JAPANは2021年10月に設立された企業で、「心身の本来の力を引き出し、健康で明るい社会を作る」というミッションを掲げています。コラムは全て下記の監修者のもとで、コンテンツ制作ポリシーに従い制作しております。

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