CBDグミの製造をOEMでする方法!おすすめのOEM先や成功させるコツを解説!

「CBDグミの製造をOEMでする方法は?」
「信頼できるOEM企業をどうやって選べばいい?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、CBDグミの製造をOEMでする基礎知識や具体的な方法、さらに成功させるためのコツまで解説します。
目次
CBDグミ製造におけるOEMの基礎知識
CBDグミ市場は2023年に18億3,000万米ドルと評価され、2030年には27億米ドルに達すると予測されています。(参考:グローバルインフォメーション)
市場が拡大しているCBDグミをOEMで始める際には、まずOEMとは何かを理解し、メリットとデメリットを把握することが大切です。
正しい知識を持つことで、OEMの強みを活かしつつ、リスクを最小限に抑えながら事業を進めることができます。
OEMとは
OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、他社ブランドの製品を製造や、受託製造をしている企業のことを指します。製品の設計や仕様の指示を受けて、製造を請け負う形態が一般的です。
この仕組みを活用することで、自社で製造設備や技術を持たなくても製品を生産することが可能になります。
CBD製品は厳しい法律や規制に対応した製造が必要なため、自社で最初から製造するよりも、OEMを活用するほうが効率的です。
OEMのメリット
OEMのメリットは以下の3つが挙げられます。
- 初期投資の削減
- スピード感のある製品開発
- 安定した品質
CBDグミを製造する場合、自社で製造ラインや技術者を抱えるには多大な初期投資が必要です。しかし、OEMを利用すれば、既存の設備や専門知識を持つ企業に委託するため、初期コストを抑えながらも高品質な製品を効率的に製造できます。
また、OEMを利用することで、製品をスピーディに市場へ届けることができます。その結果、消費者からの反応がより早くに得られるため、利益にもつながりやすいです。
製造における知識と技術を持っているOEM企業が製造を担うことで、品質がしっかりと保証されます。消費者の満足度を向上させるには、安定した品質の製品を提供し続けることが重要です。
OEMのデメリット
OEMにはメリットだけでなく、デメリットもあります。
- 依存リスク
- 差別化の難しさ
- コスト増加の可能性
OEMに依存しすぎると、自社の技術力や製造ノウハウは蓄積されづらいです。また、製造過程や品質管理に直接関与できないため、市場の変化に対応しづらくなる可能性があります。
さらに、生産量や納期がOEM企業のスケジュールに左右されやるくなることで、生産計画や販売戦略が不安定になる点もデメリットです。
競合他社と同じOEM企業を利用している場合、製品が似通ってしまうリスクがあります。そのため、差別化を図るためには、コンセプトの設計をしっかりと行うことが重要です。
なお、OEMを依頼する際にはコストが必ず発生するため、事前に見積もりを取るなど費用対効果を考慮する必要があります。特に小ロット生産の場合、単価が割高になる傾向があるため注意が必要です。
CBDグミ製造をOEMで行う流れ
CBDグミの製造をOEMで行う流れを解説します。
1.コンセプトの設計
まずはグミのコンセプトを明確にしましょう。以下の項目を基に考えることで、コンセプトが設計しやすくなります。
- ターゲット層(年齢、ライフスタイル、ニーズ)
- CBD、THCの含有量
- グミの形状と色
- フレーバー
- 食感
- パッケージデザイン
- 価格帯
CBDを使用している人の摂取目的には「気分転換」「リラックス」「睡眠の悩みを改善するため」が挙げらるため、データを参考にするのもよいでしょう。(参考:PR-TIMES)
また、近年の市場動向に合わせて、健康志向やエコを意識した要素を取り入れるのも効果的です。
コンセプト設計は、テキストベースだけでなく、イラストや画像を活用することで、より具体的で分かりやすいイメージを作り上げることができます。
2.原材料の選定
次に、CBDグミの原材料や配合する成分を選定します。
THCの含有量は、法律によって残留上限値が定められているため注意が必要です。OEM企業が最新の法律に対応しているかも確認しましょう。
グミの製造には、牛や豚のコラーゲンから抽出されるゼラチンを使用するのが一般的です。しかし、近年では、ビーガンやベジタリアンなどにも対応できる、ゼラチンを使用しないグミも増えています。
ゼラチンの代わりに、フルーツ由来のペクチン、海藻由来の寒天、タピオカやキャッサバなどの植物由来のデンプンが注目されています。
コンセプトに合わせて原材料を選定しましょう。
3.OEM企業を選定
グミのコンセプト設計と原材料のイメージができたら、OEM企業を選びます。
OEM企業を選ぶ際には以下のポイントを確認すると安心です。
- CBD製品の製造実績
- 法律に対応
- 大麻草の栽培工場が明確
- 輸入管理が適切
- GMP取得工場
- GACP認証取得
CBD製品の場合、THCの残留上限値を超えると違法薬物とみなされるため、細心の注意が必要です。法律に対応し、透明性のある工場で生産・輸入管理を行っているかどうかを確認することが重要です。
GMP(Good Manufacturing Practice)基準とは、医薬品、食品、化粧品などの製造過程における品質管理と製造管理に関する国際的な基準を指します。この基準を取得している工場では、品質の高いグミを安定的に製造することが可能です。
GACP(Good Agricultural and Collection Practices)認証は、医薬品の原料となる植物の栽培や採取における品質管理基準のことです。この認証を取得している企業は、栽培から収穫、加工まで一貫した品質管理が行われていることを示しています。
OEM企業を選定したら、問い合わせましょう。
4.試供品の製造
OEM企業に依頼して、試供品(サンプル)を製造してもらいます。この段階では、以下の項目を重点的に確認し、完成度を高めていきましょう。
- グミの基本的なつくり(形状・色・フレーバー・食感)
- パッケージデザイン(目を引くデザイン、持ち運びやすいサイズ感)
- パッケージの情報(成分、アレルギー成分の有無)
- 効果の検証(リラックスや集中力アップなど)
- 味・食感・効果の調和
試供品を確認し、ターゲット層のニーズが満たせるかを検討します。
パッケージの情報には、CBDや成分の配合量、利用方法、注意点が分かりやすく記載されているかも重要です。
5.製造・パッケージング
納得のいく試供品ができたら、製造とパッケージングの段階に進みます。
小ロットから始めるのか、大規模生産を行うのかを決め、予算のバランスに合ったロットを決めていきます。
OEM企業のスケジュールを確認し、見積もりを出してもらいましょう。
CBDグミは高温・多湿に弱いため、適切な保管環境が整えられる倉庫の準備が必要です。
人気CBDグミブランド5選
人気のCBDグミブランドを5つ紹介します。
CannaTech(キャナテック)
CannaTechは、高品質なCBD製品を幅広く展開しており、グミもその一つです。
厳選された原料を使用し、日本国内のGMP認定工場で製造されています。 フレーバーも豊富で、初心者から上級者まで楽しめます。
カンナビスとテクノロジーの融合を追求する「CannaTech社」の市場アプローチに迫る
Dr.hennep
スイスの豊かな環境で育ち抽出された完全オーガニックの高純度CBDを利用した、CBDブランドです。
安全性と品質を最優先に考え、クオリティの保たれたCBD製品が適正価格で日本にも広がるようにヨーロッパから原料輸入し日本で加工販売しています。
母親として頑張る女性の実体験から生まれたCBDブランド「dr.hennep」のビジョンとは
ファーマヘンプ
ファーマヘンプは、ヨーロッパ産の高品質なCBD製品を提供するブランドです。 オーガニック栽培されたヘンプを使用し、製品の品質にこだわっています。 CBDグミは、自然なフレーバーと安定した効果が特徴です。 第三者機関による検査も実施し、安全性を確保しています。
CBDfx
CBDfxは、アメリカで人気のCBDブランドで、幅広い製品ラインナップが特徴です。 CBDグミは、ヴィーガン対応のものや、特定の健康ニーズに応じたものが揃っています。 高品質なCBDを使用し、フレーバーも豊富です。 製品の品質と安全性を重視し、厳格な検査を行っています。
LILILALA
CBDグミをOEMできる企業7選
吉兆堂
吉兆堂は、長年の経験と実績を持つOEMメーカーです。 様々な種類のグミの製造に対応しており、CBDグミのOEMも可能です。 クライアントの要望に応じた製品開発と製造をサポートします。 品質管理体制も整っており、安心してOEMを依頼できます。
株式会社CannaTech
株式会社CannaTechは、自社ブランドでもCBDグミを製造・販売しています。 OEMにも対応しており、高品質なCBDグミの製造を依頼できます。 豊富な知識と経験を活かし、製品開発から製造までをサポートします。 最新の設備と技術を用いて、高品質な製品を提供します。
OFF株式会社
OFF株式会社は、CBD製品のOEMに特化した企業です。 グミだけでなく、様々なCBD製品のOEMに対応しています。 クライアントの要望に応じた製品開発と製造をサポートします。 迅速かつ丁寧な対応で、安心して依頼できると評価されています。
株式会社ウェルファーマ
株式会社ウェルファーマは、医薬品や健康食品のOEMを手がける企業です。 CBDグミのOEMにも対応しており、高い品質と安全性を実現しています。 豊富な知識と経験を活かし、製品開発から製造までをサポートします。 厳格な品質管理体制のもと、高品質な製品を提供します。
株式会社バランスド
株式会社バランスドは、CBD製品の企画、開発、製造を行う企業です。 CBDグミのOEMにも対応しており、幅広いニーズに応じた製品開発が可能です。 クライアントのブランドイメージに合わせた製品作りをサポートします。 品質と安全性を重視し、高品質な製品を提供します。
武内製薬株式会社
武内製薬株式会社は、医薬品や化粧品のOEMを手がける企業です。 CBDグミのOEMにも対応しており、高品質な製品を製造できます。 長年の経験と実績を活かし、製品開発から製造までをサポートします。 品質管理体制も整っており、安心してOEMを依頼できます。
グミ研究所
グミ研究所は、グミに特化したOEMメーカーです。 様々な種類のグミの製造に対応しており、CBDグミのOEMも可能です。 クライアントの要望に応じた製品開発と製造をサポートします。 高品質なグミを製造するための設備と技術を持っています。
CBDグミ製造をOEMで成功させるコツ
CBDグミ製造をOEMで始める際には、成功する可能性がある一方で、失敗するリスクも伴います。
ここでは、成功に導くためのコツをご紹介します。
他社との差別化ポイントをつくる
CBD市場は成長が著しく、他社と明確に差別化するポイントを設けることが重要です。以下にて、差別化を図るための具体例を挙げます。
- フレーバー:トレンドを意識、地域特産の果物を活用する
- 成分配合:リラックス効果のあるハーブ、美容成分で付加価値を高める
- 健康志向やエコへの対応:ビーガン対応や環境を配慮した素材を採用
- ブランドのストーリー性:共感が呼べるストーリーを作り、消費者に伝える
ブランドのストーリー性では、消費者の悩みをどのように解決できるかを明確にし、それが伝わるようなメッセージを盛り込むことが重要です。
さらに、「地元産の素材を使った製品」「製造プロセスの透明性」「生産者への還元」などを盛り込むと、共感を呼びやすいです。
デジタル活用したマーケティング戦略を強化する
CBDグミは比較的新しいカテゴリのため、まずは消費者への認知拡大が重要です。デジタルマーケティングを活用することで、効果的にターゲット層にアプローチできます。
SNSを活用する
InstagramやTikTokでビジュアル映えするグミの写真や動画を投稿し、製品の魅力を伝えます。特にCBDの効果や使い方をわかりやすく紹介すると、初心者にも響きます。
また、健康や美容、リラクゼーションに関心があるフォロワーを多く持つインフルエンサーに製品を試してもらい、レビューや使用シーンを発信してもらうのも効果的です。
コンテンツマーケティング
CBDに関する知識や効果、使用方法を解説したブログ記事や動画を作成することで、消費者が学んで購入するきっかけになりやすいです。
例えば、「CBDグミの効果的な摂取方法」「睡眠の質を改善するCBDグミ」などが挙げられます。
広告の活用
自社サイトやSNSを訪れたユーザーに対して、CBDグミの広告を表示して再訪を促します。
他にも、「CBDグミ」や「リラックスお菓子」で検索したユーザーに、広告を表示できる仕組みを構築すると、サイトに訪れる動線が作れます。
優良なOEM企業を選ぶ
CBD製品の製造には法律の遵守と品質管理が必要なため、信頼できるOEM企業を選ぶことが重要です。
- CBD製品の製造実績
- 法律の規制に対応
- 大麻草の栽培工場が明確
- 輸入管理が適切
- GMP取得工場
- GACP認証取得
上記の要件を満たすOEM企業を選ぶことで、製品の品質だけでなく、消費者や市場からの信頼も得られます。
OEMを活用してCBDグミ市場で成功しよう
CBD市場は拡大を続けており、特に手軽に摂取できるCBDグミは注目を集めています。
OEMを活用することで、初期費用を抑えながら高品質な製品をスピーディに市場へ投入することが可能です。
ただし、成功には信頼できるOEM企業の選定や他社との差別化、ターゲット層への効果的なアプローチが欠かせません。
消費者のニーズを深掘りして、独自性のある商品とストーリーでCBDグミを届けましょう。
この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部
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