サウナで「整う」と「めまい」の違いを知ろう!安全に整うための知識
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2024年1月7日

サウナで「整う」と「めまい」の違いを知ろう!安全に整うための知識

・「整う」って最近よく聞くけど、どういう状態なの…?
・友達にサウナに誘われたけど、イマイチ行く意味がわからない…

サウナが日本中でブームを巻き起こしている中、こんな疑問や悩みをもたれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今では「サウナー」「サウナ女子」なんて言葉もちらほら聞こえてくるほど、老若男女関わらず一大ムーブメントとなっているサウナ。

本記事では、「サウナにおける“整う“とは何か?」「“整う”ことで体にもたらされるメリットは?」といった疑問を、
サウナ初心者の皆様にもわかりやすく解説したいと思います。

これからサウナ通いを始めたい!という方はもちろん、
週1回以上通われているサウナ猛者の皆様も参考になるかと思いますので、
どうぞ最後までご覧ください。

サウナの「整う」とは?

サウナの「整う」とは?

大前提として、サウナー達が口々に言う“整う“とは一体どういうことなのでしょうか?

ズバリ、「整う」とは、“サウナに入ることで体内の血行が良くなり、脳内に酸素が十分に行き渡ることで深いリラックス効果をもたらす状態“になることです。いわゆるトランス状態、例えるとサウナ版ランナーズハイのような感じです。

「整う」状態を作り出すためには、一般的にサウナ→水風呂→休憩を順番に行うことが大切です。じっとサウナで耐え続けるだけではなく、水風呂で体を冷やし、浴室に置いてあるイスなどに腰掛けてゆっくりと瞑想することで、じ〜んわりと体温の変化を感じながら、脳内に恍惚感、多幸感が駆け巡る状態を作り出すことができます。

一連の流れを理解し、順番通りに実施することで、初心者でも深いリフレッシュ効果を得ることができますよ。

サウナの「整う」メリットとは

サウナの「整う」メリットとは

「整う」がどういう状態なのかはわかりました!とはいっても…具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

実はサウナには精神的なメリットだけでなく、身体的にも大きなメリットがあるんです。

ここからはサウナで計画的に「整う」ことで、からだ・こころにとって どんないいことがあるのかを紹介していきます。これからサウナーになりたい!という方は、これからご紹介するメリットを知っておくことでサウナ仲間に差をつけられるかもしれません。

身体的なメリット

まずは「整う」ことでカラダにもたらされるメリットをいくつかご紹介していきます。

①美肌効果

サウナに入って温かい空間に身体をおくことで、毛穴が普段よりも大きく広がり、皮膚表面の毒素や角質化してしまった細胞が流れ落ちていきます。

常に外気に晒され続けて溜まった汚れを、サウナでゴッソリ除去することで、ツルツル、プルプルの弾力のある美肌に近づくことができます。

②体重が落ちる

「整う」ためには一連のルーティンを繰り返す必要があり、その間にサウナーは大量の汗をかきます。

発汗作用で体内の余分な水分が抜け、体重が目に見えて落ちるだけでなく、代謝が向上することで恒常的に体重が落ちやすい体質になっていくと言われています!

③循環器にも好影響がある

サウナ→水風呂→休憩の流れの中で、温かい・冷たい状態を交互に繰り返すことで、身体は体温調整のために循環器系を活性化させます。

「整う」ことは、心臓や血管にもメリットがあるのです。

精神的なメリット

次に、精神的なメリットをいくつかご紹介します。

①ストレス解消

サウナで大量に汗をかくことは、心に深いリラクゼーションをもたらし、不安やストレスを取り除いてくれます。

「整う」には睡眠の質が向上する効果もあります。サウナを習慣化することで、不眠症が改善した、という事例もあるそうです。

②自律神経を整える

サウナで発汗を繰り返すことで血の巡りを良くしたあとに、水風呂でキュッと血管を収縮させることで、自律神経の乱れが改善され、心身のバランスを良好にしてくれる効果もあるのだとか。

③しあわせな気分に

サウナに入って「整う」ことで、サウナーたちは幸福感、恍惚の時間を味わっています。

これは化学的にも証明されており、βエンドルフィンやオキシトシン、セロトニンといったいわゆる“幸せホルモン”の分泌が活発になるんです。

サウナの「整う」と「めまい」の違いは何?

サウナの「整う」と「めまい」の違いは何?

サウナにじっくり入り、キンキンの水風呂で汗を流したら、リクライニングチェアで休憩して…と、ここまではいいのですが、なんだか視界がぐるぐる、回転したり歪んだりしているような…これが「整う」なのか…?それ、実は「整う」ではなく、危険な「めまい」かもしれません。

「整う」の感覚をいまいち掴めていない初心者の方は、体が危険を感じて出すサインである「めまい」の感覚を「整う」だと思ってしまうことが多いんです。

ここでは、そんな間違えがちな「整う」と「めまい」のちがいについて、詳しくご紹介していきます。

サウナの「整う」と「めまい」の違い

冒頭でもお話しした通り、「整う」とは”深いリラックス効果を感じている”状態のことです。

アツアツのサウナ室とキンキンの水風呂に交互に入浴を繰り返すことで、身体は危機的状況を察知し、危険信号を出しています。そんな極限の緊張状態から、外気浴で一気に解放されることで、身体がディープリラックス状態に。全身がふわぁっと軽くなり、内側からじんわり、ぽかぽか、嫌なことはどんどん遠ざかって頭はスッキリ冴えわたります。これが「整う」状態。

対して、「めまい」の感覚は「整う」とは全然違います。サウナ→水風呂→休憩のルーティンを繰り返しているとき、おもに水風呂から上がったタイミングで起きやすいといわれています。視界がぐるぐると回っているような、ぐわ~っとスライドするような感覚。頭にもやがかかったようにぼんやりとして、身体にうまく力が入らず、沈んでいくような感覚。

これこそがまさに「めまい」の症状で、身体が発する危険信号なんです。

サウナの「整う」と「めまい」の判断方法

せっかくサウナに入るんですから、しっかりと「整う」感覚をつかみたいですよね。

「身体の力が抜けてきたけど、これって”めまい”?”整う”?どっちだろう…」

そんなときには、以下にあげるポイントで判断してみてください。

Point1.視界はどう?

うまく「整う」ことができた場合、目はスッキリとした感覚で、視界も特に変化はありません。

視界がぐるぐると回転していたり、傾いているような感覚の場合は、「めまい」を起こしている可能性があります。

Point2.頭/思考は冴えてる?

「整う」と、頭はシャキッと冴えて、前向きな気持ちになります。

「めまい」の場合は、思考がうまくまとまらず、ぼんやりとしてしまいます。

Point3.気持ちいいか!

いちばんはこれですね!気持ちいいかどうか、で判断してみましょう。

サウナでめまいを起こさないためのコツと注意点

サウナでめまいを起こさないためのコツと注意点

せっかくサウナにきているのですから、「めまい」は出来るだけ避けたいと思うものですよね。

サウナでめまいを起こして気持ち悪くなってしまった経験がある方や、一流のサウナーたちがどのようにめまい対策をしているのか知りたい方にはとてもおススメの内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

この章でご紹介するポイントをおさえておくことで、より安心・安全なサウナライフにつながることと思います。

サウナでめまいを起こさずに「整う」入り方のコツ

めまいを起こさず「整う」ためには、しっかりとその仕組みや流れを理解して実践することがポイントになります。

まず前提として、「めまい」の直接的な原因となるのが我慢のしすぎ。これも初心者の方がやりがちなのですが、サウナには長く入っているほうがいいというわけでもないのです。

人にもよりますが、おおよその目安としてサウナ5~10分、水風呂30秒~2分、外気浴5~10分をベースにしてみましょう。

この一連のルーティンを守りつつ、2,3セット繰り返すことで、「整う」状態になりやすいそうですよ。

サウナでめまいを起こさないための注意点

サウナにおいて生じる「めまい」は、大まかにいうと”一時的に脳に流れる血液総量が低下する”ことで起こります。めまいを起こさず「整う」ためには、なによりも脱水状態を避ける必要があります。そのため、合間に水分補給を忘れず、こまめに行いましょう。銭湯や大浴場のサウナには基本的に水が置いてありますので、遠慮せずにガブガブ飲んでくださいね。

また、気を付けなければならないのが飲酒。アルコールには利尿作用があり、ただでさえ脱水症状を起こしますので、サウナとの相性は悪いと言うほかないでしょう。実際、サウナで起きている事故の多くが、飲酒に関連しているんだとか。

車の運転と同じで、お酒を飲んだらサウナに入るのは避けたほうがいいかもしれませんね。

まとめ

まとめ

この記事では、サウナにおいて「整う」とは何か、「めまい」との違いや「整う」ためのポイントについてご紹介しました。

「整う」ための基本的なルーティンや、「めまい」を避けるために気を付けるべき注意点などについてご理解いただけたかと思います。

ぜひ本記事を参考にしていただき、楽しいサウナライフを送ってくださいね。

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