大麻で逮捕される芸能人が相次ぐのはなぜ?その他の薬物との違いも解説
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2023年6月4日

大麻で逮捕される芸能人が相次ぐのはなぜ?その他の薬物との違いも解説

毎年のように大麻で逮捕される芸能人が後を絶ちません。この記事では大麻で逮捕された芸能人や、大麻と他の薬物の違いや特徴、大麻は世界では合法化されてきている理由についてご紹介します。

・大麻ってなに?
・大麻で逮捕されてしまった芸能人って誰?
・大麻と他の薬物の違いや特徴について知りたい!
・なぜ、世界的には大麻は合法化が進んでいるのか?

このようなことを知りたい方は、参考になる記事となっています。

また、気になる項目がある方は、目次をクリックしていただければ見たい所に飛びます。ぜひ活用してください。

【2023】大麻で逮捕された芸能人

 

ここでは2023年に大麻で逮捕された芸能人をご紹介します。

・永山絢斗
俳優として活躍していましたが、2023年6月16日に大麻所持により逮捕されました。以前に自宅のゴミから大麻成分が検出されていたということで、水面下で捜査が行われていたそうです。薬物違反で逮捕されてしまうと、出演作品やCMなどにも影響が出てしまいます。

実際に、出演作の「東京リベンジャーズ2」は公開されましたが、関連イベントなどは中止になりました。また、兄で俳優の瑛太さんの仕事にも影響が出そうですね。

そのほかにも過去には、俳優の伊勢谷友介さんやジャニーズのKAT-TUNの元メンバー田中聖さんも大麻で逮捕されています。

大麻で逮捕される芸能人が相次ぐのはなぜ?

なぜ、芸能人は大麻で逮捕されてしまうのでしょうか。以下でその理由について3つご紹介します。

・一般人には入手しにくい大麻が簡単に手に入る。
芸能人など人気者になると多くの人が周りに集まってきます。そんな中に大麻や薬物の販売を目的に近づく人もいると考えられます。周囲にチヤホヤされて、気づくと取り巻きも増えてしまい大麻や薬物の誘惑も増えてくるのではないでしょうか。

・作品や舞台などのプレッシャーが強く、気持ちを和らげるために手を出してしまう。
芸能人は人気や収入の浮き沈みも激しく、長く活躍するのも大変です。そんなプレッシャーに打ち勝てないと手を出してしまうのかもしれませんね。

・危険性を訴えるために警察が定期的に逮捕している。
実は水面下でマークされている芸能人は多くいると言われています。定期的に芸能人を逮捕することで、危険性や逮捕され失うものの大切さを報道し我々に使用しないよう訴えていることも考えられます。なんだか毎年逮捕される芸能人がいるなぁと思うのは、こういうことかもしれませんね。

大麻とその他の薬物の違いは?特徴を解説

ここまで、大麻で逮捕された芸能人や逮捕される理由について解説してきました。そんな芸能人も手を出してしまう大麻や他の薬物について、ここでは大麻と他の薬物の違いについて解説していきます。

薬物は、耳にすることが多い大麻や覚せい剤など様々なものがありますが、違いや特徴について知っているという方は少ないのではないでしょうか。

以下に大麻や他の薬物の違いや特徴についてご紹介します。

大麻とは?

大麻はアサ科の植物で大麻草及びその製品のことをいい、「大麻取締法」で規制にされています。茎からは丈夫な繊維が取れるので、衣類などに利用され実は身近なものでもあります。

大麻は乾燥させたものを「マリファナ」、樹脂にしたものを「ハッシュ」、液化したものを「ハッシュオイル」などと呼ばれており、麻酔作用や陶酔効果があり、感覚が過敏になり変調を来したり思考が分裂し感情が不安定になったりします。よく大麻は、他の薬物より依存性が低いなどと言われています。

覚せい剤やコカインなどより依存性は低いとの意見もあるようですが、精神的依存を形成しやすく中枢神経系に作用し複雑な症状が出てしまい、場合によっては取り返しのつかない状況になります。

覚せい剤

覚せい剤はアンフェタミン、メタンフェタミン及びその塩類のことをいい、「覚せい剤取締法」で規制されています。使用すると、3~12時間程度持続作用があり、覚醒、疲労感の除去、気分高揚、食欲減退などが大きな快感として認識され、精神的な依存が形成されます。

また、継続すると人に追いかけられる囲まれているなどといった幻覚、被害妄想から強度の不安やパニック状態に陥り非常に危険です。

覚せい剤には「エス」「スピード」、日本では「シャブ」などと呼ばれており、国や地域により呼び名が変わります。近年では注射だけでなく、粉末や加熱しての吸引や、ドリンク剤への混入というソフトな使用方法に変化しており、
若い人が抵抗感なく使用することにつながっています。

コカイン

コカインは、南米原産のコカの木の葉を原料とした薬物のことをいい、「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。コカインを使用すると気分が高揚し、眠気や疲労感がなくなったり、体が軽く感じられ、腕力や知力が増すなど錯覚が起こります。

しかし、覚せい剤に比べ効果の持続時間が30分程度と短いため依存性が形成されると、一日に何度も乱用するようになります。乱用を続けると幻覚などの精神障害が現れ、大量に使用した場合は呼吸麻痺や心停止により死亡することがあり、依存性も非常に高く大変危険な薬物として扱われています。

ヘロイン

ヘロインは、けしを原料とした薬物で「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されています。ヘロインは神経を抑制する作用があります。

元々は医療用麻薬として開発されましたが、あまりに効果が強く中止されているほどです。使用すると強い陶酔感を覚え、その快感が忘れられず使用を繰り返すようになり、強い精神的依存が形成されます。

さらに依存度が増すと、2~5時間ごとに使用しなければ体中の激痛、嘔吐、失神等の激しい禁断症状に苦しむこととなり精神異常をきたすこともあります。

MDMA

MDMAは合成麻薬と呼ばれ、覚せい剤に似た化合物で生成されており「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されています。

過去には食欲抑制薬として使用することが試みられたこともありましたが、安全性と効果の面から結局は実用化されませんでした。ラムネのような錠剤で、若者を中心に娯楽用ドラッグとして普及し、乱用者を大量に生み出したため、世界各国で違法薬物として規制されています。飲むと疲れが取れ、力がみなぎるような気分になりますが、非常に高い依存性があり1錠飲むと1時間後には欲しくなると言われ大変危険です。

LSD

LSDは合成麻薬の一種で、非常に強力な幻覚作用があり「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されています。LSDを使用すると、幻覚、幻聴などの強烈な幻覚作用が現れます。

水溶液をしみこませた紙片、錠剤、カプセルなどがあり、経口又は飲み物とともに飲むなどして乱用されています。特に幻覚作用が強く、ほんのわずかな量だけで物の形が変形、巨大化して見えたり、色とりどりの光が見えたりする状態が8~11時間続きます。

乱用を続けると、長期にわたって精神分裂などの精神障害を来すこともあり大変危険です。

大麻は世界的に合法化されてきている

ここまで、大麻や他の薬物の違いや特徴について紹介してきました。

そんな中、大麻については実は世界的には合法化されてきていることをご存じでしょうか。大麻は用途により医療用、産業用、嗜好用に分けられます、特に医療用大麻は注目されています。医療用大麻はてんかん治療に有用ということが分かり、北米や欧州、アジアを初め世界各国で大麻を合法化し活用しています。

日本でも医療用大麻については議論が始められており、使用が認められるかもしれません。一方で、嗜好品としての大麻は欧米を初め約50か国で合法化されていますが、所持できる量や場所などは各国で違います。理由としては、政府が管理し組織犯罪を防ぐ、利益の高い大麻栽培で経済効果を得るなどが上げられます。

いずれにせよ、合法の国であってもルールが違うので使用には注意が必要ですね。

まとめ

今回は大麻で逮捕される芸能人が相次ぐのはなぜか、大麻とその他の薬物との違いについて解説しました。

意外と身近にある大麻ですが、使い方によっては医療用となり我々の生活を助けてくれるかもしれません。一方で、依存性もあり特に日本においては禁止されています。

しっかりとルールを守り、逮捕されてしまった芸能人のように周りに迷惑をかけないようにしなければいけません。

この記事を監修した人

CBD JAPAN 編集部

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