米国議会が大麻の犯罪記録を非公開にする法案を提出
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2023年5月9日

米国議会が大麻の犯罪記録を非公開にする法案を提出

二大政党の米国議会議員たちが、非暴力的な連邦マリファナ犯罪に関する刑事記録を非公開にする法案を提出しました。

デラウェア州民主党議員であるリサ・ブラント・ロチェスターと、サウスカロライナ州共和党議員であるナンシー・メイスは、先週クリーン・スレート法案(Clean Slate Act)を再提出しました。

この法案は、非暴力的な連邦大麻犯罪に関する刑事犯罪の記録を非公開にするものであり、また、有罪には至らなかった他の犯罪で逮捕された人々にも影響します。
(非暴力的な犯罪記録=暴力に関与していない犯罪事件の記録のこと)

ジョー・バイデン大統領は昨年2022年、大麻所持犯罪を犯した何千人もの人々に恩赦を与えましたが、恩赦は有罪記録の可視性に影響しないため、その効果は未だ限定的でした。
今回の法案は、非暴力犯罪の記録を非公開にするために、人々が裁判所に請願する新しいプロセスを確立します。そして、もしも裁判所が最初の要求を却下した場合、2年後に再度請願できます。

さらに、地区裁判所は、請願者が貧困層の場合、記録を非公開にするための手続きを支援してくれる、公認弁護士を任命できるようになります。

この法案は、118回目の議会で提出されたマリファナ改革法案の最新のものであり、下記大小様々な団体から支持を受けるものとなります。
(JPモルガン・チェース、LinkedIn、アメリカン・コンサバティブ・ユニオン、ジャスティス・アクション・ネットワーク(JAN)、Rストリート等々)

最後に、クリーン・スレート法案の目的は、過去の過ちが貧困から抜けられない罰とならないよう、二度目のチャンスをサポートすることです。この法案は、大麻関連の改革を続ける動きの一環として、より多くのアメリカ人に公平な経済的機会を提供することを目指しています。

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