パナマ、大麻の薬用・治療用利用を容認
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2022年10月13日

パナマ、大麻の薬用・治療用利用を容認

パナマ共和国のコルティソ大統領は2021年8月31日、「医療大麻に関する法律を承認する大統領令」に署名した。
この法案は同年10月14日に、同大統領によって承認された。

コルティソ氏は「大麻利用を許可することにより、何千人もの患者のためになる」と述べている。

近年、複数の国において「てんかん」や「統合失調症」などの精神疾患を治療するために、大麻等を使用することが許可されている。しかし進歩はあるものの、「ラテンアメリカ全体で見れば、法改正のペースは非常に遅い」とされている。
今回の署名をきっかけに、パナマがラテンアメリカ全体を牽引することになるかもしれない。

さて、コルティソ氏は「パナマでの大麻等の製品の販売は、厳格な輸入管理の下で行われる」とコメントした。
具体的には、栽培地域、研究所、最終的な販売場所など、厳密に監視するとのこと。これを実施するべく、パナマ政府は、パナマ公安省の傘下としての「医療大麻に関連する関連する活動を監視するための国家総局」を創設した。

また、コルティソ政権は、将来的に収益性の高い市場を作るべく、「パナマ産の大麻の原材料」を地元や外国企業に供給することを視野に入れている。
とある調査では、世界の大麻市場は2026年までに約900億ドルにまで到達すると予測されている。

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