タイの大麻合法化によって、現地では今何が起きているのか
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2022年9月6日

タイの大麻合法化によって、現地では今何が起きているのか

タイは2022年6月9日に大麻を禁止薬物リストから外し、合法化した。ただし公共の場で娯楽のために大麻を使用することは引き続き禁止されている。
また、解禁から5日後の6月14日には、20歳以下の大麻使用を禁ずる省令も追加された。
こうした中、現地では今何が起きているのか。

新型コロナウイルスなどの影響を受け、落ち込んだタイの経済を回復させる。つまり大麻ビジネスによって国内の産業を活性化させる。これが大麻合法化を決断した最大の理由であると言われている。

現在のタイ国内の動きを見ていく。
まず、大麻解禁直後に「大麻を過剰摂取した未成年が病院に運ばれる」「ある料理店が中毒にさせるために黙って料理に大麻を混入」「大麻を使用した51歳の男性が心不全で死去」などの事件が起きた。これらを受けて「20歳以下禁止」の規則が加えられたのである。

しかし、タイのアラティン保険相は「人口比率を考えれば、大麻で入院する人は少ない。また、入院者の大半は持病を持っている人や、以前からの麻薬使用者であり、大麻が主要な原因ではない」と述べている。
ただ、例えばバンコクの「カオサン通り」ではグレーな大麻販売を行っている店もある。
また、同保険相は「タイは医療用の大麻を推進している。したがって外国人観光客などが大麻を好き勝手に吸うためにタイを訪れるのであれば歓迎しない」と述べている。
人々が大麻を適切かつ安全に使用するために、タイ政府には早急な法整備が求められている。

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さて、タイは大麻栽培が合法化された初めての国である。
そして大麻市場は3年間で100億ドル(81億円)にまで広がると見られており、先行者利益を得るべく、いち早く解禁したのではないかとも言われている。

いずれにせよタイの今後の動向に注目が集まっている。
どのように法整備を進めていくのか、経済は立ち直るのか。他の国の参考になるであろう。

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