ハンモックなら熟睡できる?ぐっすり眠りたい人の救世主になりうるか
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2021年7月31日

ハンモックなら熟睡できる?ぐっすり眠りたい人の救世主になりうるか

写真や動画で見るハンモックはとても気持ちよさそうに見えますよね。しかし実際本当に気持ちよく眠られるのか、気になっている人も多いかもしれません。

そこで今回の記事では、ハンモックで熟睡することが出来るのかわかりやすく解説。ハンモックが気になっている人はぜひ参考にしてみてください。

ハンモックはゆりかご効果で熟睡しやすい

ハンモックのゆりかご効果

ハンモックにはゆりかご効果があるため、熟睡しやすいとされています。

ゆりかごは赤ちゃんを安眠させたりあやしたりするために使われるもの。心地よい揺れによって、赤ちゃんはすやすやと眠りについてしまうのです。

ゆりかご効果は赤ちゃんだけでなく、大人にも通用することをご存知でしょうか。電車や車などでうとうとしやすいあの現象も、ゆりかご効果の一種です。

スイスでベイヤー博士が行ったとある実験で、効果が実証されています。大人が寝ているロッキングベッドを一定の間隔で揺らし続けた結果、深いノンレム睡眠に入るまでの時間が短くなりました。それだけでなくノンレム睡眠の割合が増加し、大人でもゆりかご効果により安眠できると証明されたのです。

ハンモックもゆらゆらと揺れる特性を持つため、普通のベッドに比べ熟睡しやすいといえるのでしょう。

ハンモックは熟睡しにくいという意見も

ハンモックでは熟睡できない人

ハンモックはゆりかご効果により熟睡しやすい一方で、「あまり熟睡できない」「逆に疲れてしまう」という意見もあります。

どうしてそのような意見が出てしまうのか、その理由は4つ考えられるでしょう。

ひとつずつ解説します。

手足を広げて寝られない

ハンモックは商品の性質上、手足を広げて寝られません。

布団の上で手足を大きく広げて寝る人にとっては、窮屈に感じストレスが溜まってしまうこともあるのでしょう。

対策方法としては、ハンモックの張り具合を調整することが挙げられます。ハンモックはゆるくたるませる張り方をすると、体が深く沈みこむためさらに窮屈な姿勢になるのです。

ゆりかご効果を活かせる程度の適度な張り具合に調整できれば、窮屈さを軽減できます。ハンモックにはさまざまな種類がありますが、窮屈さが気になる人は自立式ハンモックがおすすめ。

張り具合を数段階で調整できます。自分にとって快適な張り具合を探せるでしょう。

ゆりかご効果が逆効果に

人によっては、ハンモックの長所であるゆりかご効果が逆効果になることもあります。揺れるのが苦手・揺れると酔ってしまうという人もいるのです。

こうした意見は車酔いしやすい人に多いとされています。人によって好みや向き・不向きが異なるため、実際に試してみると良いでしょう。

きしむ音が気になってしまう

ハンモックの種類によっては、揺れる際に「ギシギシ」ときしむ音が気になる場合があります。太い木などに吊るすタイプのハンモックは比較的音が気になりません。

しかし自立式のハンモックの場合、スタンド部分が揺れるたびにギシギシと鳴ることがあるのです。一度きしむ音が気になりだすとなかなか眠りにつけず、ストレスになってしまう人も。

きしむ音を抑える対策方法としては、音の鳴る部分にグリスを塗る方法が挙げられます。グリスが用意できない場合は耳栓をして眠るのもよいでしょう。

またハンモックスタンドが丈夫でしっかりしているものを選べば、ストレスを抱えずに済むはずです。

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熟睡しやすいハンモックの選び方

熟睡しやすいハンモックの上手な選び方

ハンモックで熟睡したい人は、選び方のポイントを押さえておきましょう。ここでは、具体的な選び方について解説します。

自立式・非自立式

ハンモックには、自立式と非自立式の大きく2つの種類があります。

自立式とは、その名の通りハンモックをぶら下げるための木や柱などを必要としないものです。ハンモックを設置するだけのスペースがあれば、比較的場所を選ばずに使えるのが特徴。自宅でハンモックを使用したい人には自立式がおすすめです。

またスタンドからハンモック部分を取り外せば、非自立式と同様に使えます。持ち運び可能なタイプもありますが、多くは室内で設置することを前提に設計されているものが多い印象。アウトドアで利用したい人には向いていないかもしれません。

非自立式とは、木や柱などに引っ掛けて使用するタイプです。基本的にアウトドアで使用することが一般的でしょう。自宅で使う場合は柱の強度・耐久度を考慮しなければいけませんが、ハンモック下のスペースを有効活用できるメリットがあります。

メインで使う場所に合わせて、どちらのタイプがよいか検討してみましょう。

ハンモックの素材

ハンモックに使われる素材は幅広いのが特徴。

よく使われる素材として挙げられるのが、コットン・麻・パラシュートナイロン・ハマクテック・ポリエステルなどです。

コットンや麻をはじめとする天然素材でできたハンモックは、肌触りがやさしいのが特徴。子どもや敏感肌の人でも利用しやすいでしょう。しかし汚れなどには弱いためアウトドアでの利用には不向きです。

パラシュートナイロンやハマクテックは、アウトドアでの利用に最適。軽量で丈夫な性質を持っており、比較的長く利用できます。

ポリエステルは価格の安さが大きな特徴なため、リーズナブルな商品を探している方にぴったりです。丸洗い可能で、アウトドアでの利用にも向いています。

価格を重視する人はポリエステル、肌触りを重視する人は天然素材でできたハンモックを探してみましょう。

ハンモックの生地

ハンモックの生地はネットとクロスの2種類に分類されます。

ネット生地は通気性の良さが特徴のため、蒸し暑い夏にはピッタリといえるでしょう。しかしアクセサリーなどがひっかかりやすいデメリットを持つため、使用時には注意が必要です。

クロス生地は1枚布で安定感があるのが特徴。寝心地の良さで選ぶのであれば、クロス生地がおすすめです。デザインの種類が豊富なため、部屋のアクセントにもなります。

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ハンモックはベッドよりも熟睡できる可能性を持つアイテム

ベッドより熟睡できるハンモック

人によって好みが分かれますが、ゆりかご効果でベッドよりも熟睡できる可能性があります。

車酔いをしない方は、ハンモックのほうが熟睡できるかもしれませんね。

ハンモックの商品を購入する際にチェックするポイントは3つ。

  • 自立式か非自立式か
  • 使われている素材
  • 生地

これらは使い心地に直接影響する部分です。

ぐっすりと眠りにつくためにハンモックを使用するのであれば、クロス生地がおすすめ。室内で使う場合は自立式を選びましょう。

デザイン・機能性それぞれ幅広い商品が多数販売されているので、ぜひ自分の好みに合ったハンモックを探してみてください。

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